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  2007年 11月30日 契約更改
 11月30日、中嶋さんが札幌の球団事務所で契約を更改しました。北海道ニッカンの記事によれば、現状維持で一発サインとのこと。
 
 日本シリーズ終了前から来季コーチ人事についての報道が先行していて、新監督とつながりのある人が招聘されるたびに生きた心地がしませんでした。
 でも何よりも、来年も「兼任」・・・つまり現役続行なんだと判明したとき、本当に本当に嬉しかった。
 ユニフォーム姿が見られるだけじゃなくて、プレーする「選手」でいてくれるかけがえのない時間が来年も続くんだという喜びで・・・つくづく幸せなファンだなぁ、と。

 時間は前後しますが、11月23日には鶴ちゃんと2人で旭川のショッピングセンターでイベント&トークショー、翌24日は去年に続いて札幌でのパレード、さらに翌25日のファンフェスティバルで1500試合達成の表彰式があったりしたそうです。今年は諸事情で身動き取れずでした。

 ところで、珍しくスカウト人事の話など。
 ”今年2月までオリックスでスカウトグループ部長を務めた当銀秀崇氏が日本ハムにスカウトとして入団”。
 記事には「阪急の北海道担当スカウトに就任」とありますが、北海道だけでなく東北地区もカバーしていた様子で、中嶋さんがドラフト指名された当時の地元紙の記事には「阪急スカウト」としての同氏のコメントが出ていました。珍しい苗字なので印象に残っていて、今回の人事ベタ記事を見てあっと声が出てしまいました。
 ドラフト当時、中嶋さん(の所属する高校)にはセ・パ7球団から挨拶があったそうですが、「3位指名にはびっくりした」らしいので、同スカウトの中嶋さんへの評価がそれだけ高かったということでしょう。
 それから21年・・・かつては存在しなかった地元北海道のチームへ移ると、そこでは高校時代を見て獲得した選手がベテラン兼任コーチとして存在感を示しながら22年目のシーズンを迎えようとしている。スカウト冥利に尽きる再会ではないでしょうか、なんて勝手に想像してしまいます。




  2007年 10月13〜18日 クライマックスシリーズ 2ndステージ
 10月13日
 先発のダルビッシュ投手は完投勝利だったのですが、8回裏に鶴岡選手に代打が出た関係で、9回表から捕手だけ交代で出場。
 ランナーのいる場面でダルビッシュ投手のスライダーが大きくコースを逸れるものの、それを止めた中嶋さんを見て、元捕手で解説の光山英和氏(中嶋さんとは学齢で3つ違い)が「中嶋はまだ動けますね・・・足から動かないとあれは捕りに行けない」とコメントしていたのが印象的でした。

 10月18日
 最後のアウトで、わーっとベンチから選手たちが飛び出して行く。
 先発のダルビッシュ投手が誰よりも最初に飛び付いたのは中嶋さんでした。肩に後ろから取り付いて、あのなっがい足を地面から離して、ほんの一瞬ですがおんぶ状態にしがみついてました。少し後で、今度は中嶋さんが後ろからダルビッシュ投手にハグをかけてましたが、身長差のせいでダルビッシュ投手が後ろに反ってました(笑)。
 選手たちの歓喜の輪に向かって、コーチ陣がゆっくりと近付いていく引いた画面で、ひとり歓喜の輪から少し離れてミットとマスクを置いている姿が見えた。
 胴上げのバンザイはやっぱりひとさしゆび。
 西岡に笑顔で歩み寄って声をかけ、握手。
 
 ビールかけ会場で、背負うやつ(ビールサーバー)はないの?って仕草。シンプルな水中メガネに、帽子は後ろ前。




  2007年 10月2・3日 宮城 1500試合出場達成!
 10月2日 
 優勝が決まり若手中心のメンバーながら、楽天を打ち込んで8点差の8回裏。普段なら出番のあるような場面ではありませんが、この回から登板した山本投手と組んで登場。1500試合達成はプロ野球156人目だそうです。
 節目の1500試合、というくだりで解説の阿波野氏がコメント。「中嶋も今は兼任コーチとして試合に臨んでますからね・・・。本当に厳しい場面でマイケル武田久と組んでやってるんですけど、よくやってますよねー・・・。試合前に鶴岡にノックとかしてましたから、(コーチの仕事もして)で、こういうところで例えばワンバウンドを簡単に後ろにそらすわけにはいかないですよね、鶴岡、高橋信二見てますからね、すごいなあと思います」と。確かに中嶋さんも以前「失敗できないプレッシャーがある」と言っていましたね。結局はダブルプレーで3人で終了。画面にテロップが出たこれまでの生涯成績は、試合1500 安打800 本塁打55 打点348。
 そして8回裏終了時にアナウンスがあり、グラウンドスタッフから中嶋さんに花束が手渡されました。贈呈の瞬間だけは少し驚いたような様子だったものの、穏やかな表情で花束を掲げて楽天ベンチ側などに頭を下げる姿が見られました。日本ハム側ベンチ前ではチームメイト達に囲まれて祝福されていました。
 1000試合の花束贈呈時はリードを許している試合の真っ最中で、かなり「それどころじゃない」感じでしたが、それに比べて今回は大差で勝っている試合でよかった・・・と。
 道新スポーツ紙には、にっこり笑って『優勝が決まる前に達成したかったけどね。』と言っていた、という記事があったそうです(他ではベタ記事しか見つけられませんでした・・・)。
 9回裏は、デッドボールで倒れこんだフェルナンデス選手にすかさずおおいかぶさるような体勢で声をかけフォロー。またもや三人で終了。
 最後、ベンチ前のハイタッチでは先発だった八木投手相手にだけ、頭てっぺんをポンとはたくお茶目。

 10月3日
 日本ハム、2007年レギュラーシーズン最終戦。
 開場後すぐ、鶴岡選手とキャッチボールをしている中嶋さんのところにヒルマン監督がやって来て、手を組み合わせて握って何か言う。中嶋さんは「何言ってるんですかー」というような明るい笑顔。持ち上げられてたのかしらん?(笑)
 17時からのキャッチボールの後、楽天の憲史選手が中嶋さんに挨拶に来た・・・と思ったら何だかやたら頭を下げまくっている。横にいる高橋選手にまで同様で、冗談交じりに「もう帰れ」みたいな扱い、そんな風景。今季限りで引退する、楽天の関川選手と握手する場面も。私が野球を見始めた頃は彼も捕手でした。
 中嶋さんは出番はなかったものの、試合前のキャッチボールや連携、ベンチに見え隠れする姿、何もかもを普段に増しての気合で見ていました。日本シリーズに行けるかどうかはわからない状態で、現役選手としての姿を生で見られるのは今夜が最後になる可能性が低くないのだ、という覚悟で。今季はほぼ毎試合、常にその覚悟がありました。
 この先、一試合でも長く今季が続くようにと祈ります。




  2007年 9月29・30日 千葉マリンスタジアム パリーグ連覇!
 9月29日
 チケットを取ったころは、優勝決定がかった試合になるとは思っていなかった千葉マリン。
 相変わらず早い開門時間のおかげで、アップからノックまで堪能。ロッテ里崎選手とけっこう長く笑顔で喋っていたり(おそらく先日の中嶋さんのホームランの話)、ロッテベンチのギリギリに落ちたフライを捕れなかった鶴岡選手に無茶なツッコミを入れたり、すぐ背後に元ロッテの初芝氏が立っていてのノックで、フライを打ち上げるためにトスしたボールを勢いよく空振り(笑)するも、わざとらしいほど何もなかったかのように振舞う知らんぷりの茶目っ気とか(他の空振り時にはもう少しリアクションがあったので)。

 試合での登場は2点リードの8回裏から。武田久投手の登板と同時のバッテリー交代。先頭打者にヒットを許すも、ダブルプレーと三振で結局は3人。9回表には打席(投ゴロ)も。 
 9回裏1アウト目のセンターフライが上がった瞬間、中嶋さんは捕球を見届けることもなくアウトを確信して俯いて、足元を固めていました。優勝目前の大差がついた場面でのその様子に、何を切り替えてどの場面のことを考えているんだろうと改めて釘付けになってしまう。
 最後の一球にズレータのバットが空を切り、ゲームセット! ウイニングボールをミットに納めた中嶋さんが右手でぐぐっとガッツポーズをしながら、最後は飛び跳ねるような足取りでマウンドへ駆け寄り、マイケル投手を労い称えるように抱え上げる。ほぼ間髪入れずにベンチから飛び出した選手たち(一番乗りで中嶋さんに飛びついたのは鶴岡選手!)がそこへ押し寄せて、その姿はあっという間に埋もれてしまう。
 次に姿が見えたときには、歓喜の輪の外に出てきてミットを人に預ける姿。セギノールにハグされる姿。
 そして、胴上げの前か後か思い出せないけど、秩序なく人が動き喜び合う中で、武田久・マイケル・中嶋さんの3人がほぼ偶然のタイミングで揃って、3人で円のように肩を組んだ短い瞬間がありました。この日がちょうど100試合目だったという、いわゆるHAMの方程式に重要なパーツが加わってのミニ円陣。あまりにも素敵すぎる場面に夢かと思いましたが、連れも見たというので現実のようです(笑)。生まれて初めて生で胴上げというものを見ました。
 他に、後から映像で見られたもの。ゆっくりとグラウンドにやってきた佐藤コーチを見つけ、ようやく顔を合わせた中嶋さん。でもこの2人はハグするでもなく(お互い以外の選手とはいくらでもしてるのに!笑)、握手を交わして、中嶋さんが佐藤コーチのベルトの背中あたりを少しつかんだぐらいのもの。そして並んで迎える監督の胴上げ。ジャンプしつつバンザイする手はやっぱり人差し指だけがいちばん!のかたちに伸びて、10年前から変わらない。3回胴上げ、そして拍手している最中に、間髪入れず中嶋さんが両手をメガホンの形にして、輪の中心へ二度何かを言う。すかさず?輪の中から逃げ出そうとする幸雄さんを他の選手と一緒にぐいぐいと人垣の中に押し込んで・・・そして幸雄さん胴上げ。自分は輪の一番外で、嬉しそうにひとさしゆびの万歳と拍手、している最中に金子誠選手会長が中嶋さんを向いて何か言う。中嶋さんが真っ先に「幸雄さん胴上げ!」の声をかけたのでは?思えてならない断片でした。

 翌朝はスポーツ紙全紙を買ったのですが、中嶋さんのコメントが見つけられたのは一紙のみ(報知)。
 ”中嶋:良かった。本当に。しんどかったからね。オレが(一軍に)上がってから、調子が良くなっただろ(笑い)。”
 ・・・と、御本人は笑いに紛らわしていますが、笑い事じゃなくそうだと思ってしまいます。
 去年はマイケル投手の記事が載っていたので期待していたトーチュウには、残念ながらあるまじき間違いが(笑)。
 一般紙では朝日新聞から。
 ”5月13日、長野であった西武戦。2人の捕手にくわえ、コーチ兼任捕手の中嶋を選手登録させてマイケルの持ち味を引き出させる。守護神が今年初めて2試合続けてセーブをあげ、昨季のような武田久−マイケルの必勝リレーが復活した。
  抑えが安定したことで試合を計算できるようになる。白井ヘッドコーチはいう。「先発投手は最初から飛ばせるし、打線も1点を取ることに専念できるようになった」”
 このくだりで触れられている長野は、個人的に「いよいよやった、今年も来た!」と、ものすごいわくわくと安心感が沸いてくる試合でした。そうは思いつつ、いつも自分の「欲目」の偏りを恐れているので、こういう記事・・・というより現場で一緒に戦っている白井コーチのコメントがとても心強くて。
 そして白井コーチは、翌週発売の週刊ベースボールの優勝特集でも以下のようなコメントを。「2007年型ファイターズの強さ」より一部抜粋。
 ”(前略)昨年の日本一の原動力になった戦い方が、シーズンの序盤で戻ってきたことが大きかったです。中嶋の存在も大きかった。彼は昨年も試合の終盤で出場していました。武田久もMICHEALも、彼がいると安心感が出てくる。迷うことなく、リード通りに投げればいいと、割り切りができています。今年はコーチ兼任という難しい立場ですが、昨年以上に頼りになりました。今季の勝ちパターンのなかで、一つの大きな力になったことは間違いない事実だと思っています。(後略)”
 ・・・嬉しいです。

 ところで、去年は優勝が初めての選手ばかりの日本ハムの中で、中嶋さんと稲葉・岡島選手だけが優勝を知っている・・・と時折話題に上りましたが、今年は稲葉選手が「連覇は初めてですよね?」と問われているのを見て、「ああ、連覇を知っているのは中嶋さんだけだったんだ」と今さら気付いたり。
 これで1500試合達成まで、実にあと1試合!
 
 9月30日
 止まない雨を危ぶみながら、それでも日本ハムが練習をするとすれば間に合うように入れる10時15分に球場に到着。・・・したことなどきれいさっぱり忘れてしまうほど、開場も試合開始も延びました。
 さすがに若手中心のスタメンが発表されたとき、明らかに本日登録の二人の野手の名前に、代わりに誰が抹消されたのかと戦々恐々(結局は投手二人で胸をなでおろす)。
 なかなか弱まることのない雨の中、レインコートで震えながらの観戦。防寒対策が甘かった・・・。
 ベンチに垣間見える試合序盤の中嶋さんは、なぜか常に手に2つの紙コップ(稲葉選手も同様)。二日酔い対処?(笑)
 とはいえそのコップと黒い汗出し?を脱がないことを除けばほとんど普通に見えて、手帳の男だったり、判定に文句を言ったり。珍しくいきなりベンチの中で素振りを始めたりしてましたが、どうにも普段のような準備する気配は見えず。さすがに、ちょっと休憩の日のようでした。
 雨の中でコーチャーズボックスに立つ白井・平野両コーチが、AP(age performance、今作った)的に一番大変だったのでは。あれから11年。

 オマケ。この日の深夜に放送されたFFFFF。「ファイターズで結婚したい選手は?」という質問に15名の選手が答えていく中で、紺田選手の回答が「中嶋さん? 普段は本当に優しくていい人なのでいろんなことを言ってくれたりするんですけど、たまに厳しくなる表情とか見ると『この人すごいな』とか思うんで」とのことでした。おお、ギャップでコロっといわしてます(笑)。




  2007年 9月27・28日 西武ドーム
 9月27日
 仕事後の西武ドーム。8月と同じ時間でも、暦も秋分を過ぎてすっかり夜の3回表に到着。
 3回裏、ベンチ中央付近、ヨシさんの隣に立っている。ランナーが出てストップウォッチ、平野コーチに何か相談したり、通訳の岩本さんと何か会話したりいつもの風景。ピンチを切り抜けてよっしゃ!のガッツポーズ、戻ってくる高橋捕手をぜひ労いたいのか、タッチを受けるための手のひらを上に向けた「お手」のポーズで構えているものの、高橋選手が他の人に引っ掛かっていてなかなか来ないため、ちょっと「おあずけ」状態で待っている姿が面白かったり(笑)。
 4回裏はホームランを打たれた後、途中から出てくる。3アウトで終わって短く拍手してすぐ手帳を取り上げる。
 5回裏は早めに出てきて平野コーチと話しこんでから白井コーチのいる本塁側端へ行ってブルペンへ電話。通訳の岩本さんとは今日に限らず本当によく話していて、守備が終わったあともブルペン電話に手をかけたまましゃがんで岩本さんと話が続く(復帰登板のグリン投手の調子の話?)。伸びた腕が電話にかかっている。そのまま、横でパイプ椅子に座っている監督とも話している。
 5回裏はベンチ不在もしくは死角、終了時にブルペン電話をかけている。ベンチで脱力気味の高橋選手を労って、身を屈めて何かを言う。
 7回表最中、防具フル装備の中嶋さんが明るい表情で佐藤コーチにさかんに話しかけているのが見えて、その裏からブルペン。
 そのブルペンの中から、三塁コーチャーにいるライオンズ清水コーチにバンザイした両手をぶんぶん振って「ボール投げてー」のアピール(かわいすぎ・笑)。しかも隣ではなぜかマイケル投手も一緒にそのポーズに倣っていて可笑しい。清水コーチは投げてくれるものの、高さが足りず届かないと、ふざけてブーイングする姿がさらにかわ(以下略)。ブルペン最高。
 八木投手の球を受けては、腕の振りなどについて細かくアドバイスしている(と真面目なことも書く)。その後少し萩原投手の球を受ける。荒れっぷりによみがえる延長12回・・・。
 その後白井コーチとしばらく話し、ベンチに戻るとヘルメットもかぶったまま金子選手の隣でガリガリと手帳の男 。金子選手もちょっと見ている様子。
 8回表に逆転、高橋選手が用意していない・・・と思ったらアナウンス、「バッテリーの交代をお知らせします」。
 ブルペンから出てくる武田久投手が、鶴岡選手へポーンと中嶋さんのマスクを放る。マスクを預かった鶴岡選手はベンチで中嶋さんを見つけられず、でも投球練習の相手に出て行かなければならないため、工藤選手へとマスクリレー(笑)。
 中嶋さんはどこにいたのか、いつものようにカメラ席のあたりから現れて乗り越えて出てくる。工藤選手からマスクを受け取りつつ何か頼み、通訳岩本さんからの鮮やかなスプレー缶パス(全く絶妙な間合い!)を受け取って、工藤投手からロジンを受け取ってポケットに突っ込み出て行く。8回裏は3アウトのゴロが転がって、ポンっとミットを叩いて戻っていく。9回裏、二塁打が出た瞬間は珍しく足をガッと踏んでカツを入れる動き。ゲームセットの瞬間は、ガッツポーズというか、前に身を屈めて両腕でグッと、喜びを見せてました。

 9月28日
 残業にひっかかった割に、着いたときにはまだ3回裏、スコアボードを見て納得のものすごい乱打戦。
 ベンチ奥で立っていたのが手帳片手にひらりと出てきて本塁側端の通路前に陣取り、バットケースに伸ばした腕を、バット用の穴に指をかけた姿で定着。隣の白井コーチと笑顔、打たれれば即手帳の男。
 6回裏からベンチにいないと思えば、すかさずフル装備でブルペンにいる。でも自分が投手の位置で、ブルペン捕手の中山さんとキャッチボール。中嶋さんが肩を作っている、ような。
 7回の表に高橋選手が凡退すると、ブルペンの面々が中嶋さんを送り出すような雰囲気。ブルペンの扉からではなく、いつものようによっこらしょと乗り越えて出てくる。
 何だかとっても上機嫌な気配。立てた二本指、垂直に落とす仕草、指示が冴え渡るのをほれぼれと見る。鮮やかな三者凡退、三振3アウトで、ボールを観客席へ。8回の裏も同じく鮮やかな三者凡退、G.G.佐藤選手サードゴロを打った打席出バックアップに走ろうとするところに投げられたバットが転がってきたのをうわぴょこん、と飛び越える動きの若さときたら(笑)。また三振で3アウトのボールを観客席へ。
 そして9回表、今季限りでの引退となる石井貴投手の登板で、日本ハム選手はほとんどベンチ前に出てくるその中にもちろんいる。幸雄さんの隣で見ている。ただ反応が他の日本ハムの選手たちとは微妙に違う風情。石井投手に向かって手をあげていたときは、どうやら目が合っているようでした。
 その後に打席、ベンチ前で外したレガースをすかさず預かる鶴岡選手、打球は進塁打になるセカンドゴロ、しかし残念ながら得点には繋がらず。ベンチに戻った中嶋さんにすかさずレガースを差し出す鶴岡選手のかいがいしさ。
 9回裏も三者凡退。最後のサードゴロのバックアップに走りながらゲームセット、方向転換してマウンドへ走りながらヘルメットをくるりと回して、野手たちとゲンコツでタッチしてたのですが、最後になったマイケル投手は手をグーパーにぎにぎしながら握手を要求(笑)。握手して2人弾ける笑顔。

 試合後は、石井貴投手の引退セレモニー。日本ハム選手も全員がベンチ前に出ている。中嶋さんが出てきたのは本当に最後、挨拶に送る拍手なんかは他の選手にくらべて、親しい友人に対して照れているのかわざと少しおざなり。そして、貴投手の娘さんからの花束贈呈の次、日本ハムからの花束贈呈は、当然と言えば当然の中嶋さんからでした。渡してそして自然にハグ、労うようにポンポンと背中を叩いていました。西武時代、二人が名コンビを組んでいた時代がよみがえりました。そのあと石井投手が娘さんを連れて球場を一周する際に、日本ハムベンチには中嶋さんをほぼ真っ直ぐに目指してやってきて(というか、端にいたんですが)、真っ先に挨拶。中嶋さんはお父さんの隣の娘さんに軽くぽん、と触れていました。石井投手の引退にはもちろんですが、娘さんがこれだけ大きくなったことにも時代の流れをひしひしと感じました。
 その後、文化放送のアナウンサーさんなんかとも親しげな姿が。




  2007年 9月22・23・24日 札幌ドーム
 9月22日
 今年初の札幌ドーム。空港からそのまま高速バスでドームへ向かういつもの流れ。聞いていたものの一塁側の指定席ですら行列。なのに練習時間では姿を見つけられず。
 12時過ぎ、幸雄さんとキャッチボール。三塁線でボールを回しながらオリックスベンチへ流し目&含み笑い、誰相手なんだろうなぁ。少し後に日高選手が挨拶に来たけれども、彼相手ではないような気がする。
 1回表、ベンチ内、本塁側端のパーティションに腰掛けて、白井コーチとずっと話している(これがいわゆる札幌ドームでの定位置?攻撃中は淡口コーチの位置)。イニングを終えて戻ってくる高橋選手と、言葉でなく球の握りのジェスチャーでだけで会話。
 2回表も同じ場所で、パーティションに片腿を乗っけて背中を壁に預ける姿勢、ヒットが抜けて珍しい少しだけふくれる表情。
 3回表は定位置に一度は出てきたのにその後見えなくなり・・・これが噂の明子状態?(※角度的に内野からは見えない位置にいるということ) それ以降はベンチでは姿を見られず。
 オリックス前田捕手の打席で、ライトから聞き覚えのあるメロディ。かつての中嶋さんの応援歌でした。

 9月23日
 開場40分前に着いてみるものの、今日も既に行列。しかしさすがに開場後すぐに入れる。
 さっそくグラウンド内を見回すと、外野の人工芝に腰を下ろしてスタッフさんと話しているのを発見。その後、外野をてくてく歩いて、外野席のファンの女の子にボールを投げてあげていました。彼女が2度キャッチできず落としてしまったので、根気よく投げてあげて、3回目に成功。
 三塁側まで戻ってくると、そこにいた鶴岡選手の肩に腕を回してがしっとホールドして、笑顔で何か話すと小走 りでベンチ裏に消えていきました。
 13時過ぎ(今日の試合は14時から)にアップ開始、坪井選手とじゃれて笑顔。
 そして今日はベンチでの姿は全く見えず。内野指定からの死角にいたと思われます。
 しかし9回、ビハインドにも関らずマイケル投手登場・・・捕手が黒ずくめ! 喜ばしい、でもちょっとだけ残念なあっと言う間の三者凡退(笑)。その裏、最終的にはサヨナラもだけど、とりあえずは同点に・・・と願う冗談。そうはいきません。

 9月24日
 開場50分前に着いてみても行列。さすがに早めに入れましたが、練習時間には姿を見つけられず。
 12時過ぎ、ベンチ内に現れると椅子に座ったまま足をぐいぐいストレッチ。キャッチボール開始前のアップで、稲葉選手と小谷野選手とふざけてひっついて走っている、もう一度やろうとする稲葉選手を笑って先に押し出す、やりとりのかわいらしさ(笑)。

 2回表、本塁側端のパーティションに半分腰掛ける定位置に出てきた、3アウトに手を叩く。3回表も出てきて、ホームラン被弾にもいつものように表情は変わらず。走者に川ア選手が出ると、すごい勢いでストップウォッチを出す。
 しかし4回以降は不在なのか死角なのか、姿が見えない。
 8回裏で追い付いて同点になり、9回表の途中でマイケル投手にスイッチしたものの、大事な場面で打席が回ってくる可能性があるためか、捕手は変わらない。でもそのスイッチのタイミングで定位置付近に捕手ヘルメットの中嶋さんが現れて、私の視界からは半分隠れながら戦況を見守っている、ブロックサインを出したり、何か指でマルのOKサインとか出している? イニングを終えて戻ってきた高橋選手に話しかける、よくある風景。
 そして10回表、出てきた・・・! ベンチ前でペタリとトンビ座り、というかほとんど正座? ストレッチの一環なんだろうけど、かわ(以下略)。
 手の動くジェスチャーなんかは少なめながらも、いつもの落ち着いた運び。苦しい12回の表、小久保選手の打席は三振・盗塁刺で3アウトだったはずなのに(?)、盗塁セーフの判定に中嶋さんが猛抗議。ヒルマン監督も出てきましたが、とにかく中嶋さんが熱く審判に猛然と説明するのを手に汗を握って見守る。
 次の打者は四球、もうどうにもストライクの入らなくなった萩原をマウンドに行って励ます、頼もしい人。何とか三振に取って、バッテリーともにガッツポーズ! 記事を2つ、”日本ハムのバッテリーコーチ兼任の「リリーフ捕手」中嶋聡(38)が、引き分けにホッと胸をなで下ろした。10回の守備から3イニングを、強気の好リードでピシャリ。最終12回は乱調の萩原をゲキを飛ばしながら鼓舞し、2死一、二塁のピンチを切り抜けた。「どうなるかと思ったよ」とおどけながらも、「(シーズンの)ゴールが見えると、頑張れるもんだよ」と、しのいだ中継ぎ陣を立てていた。”という北海道ニッカンと、緊張していた萩原投手にマウンドで”「力を抜いて腕を振れ!」”と言っていたと書いてある北海道新聞。日本ハムにはかけがえない抑え捕手がいるのだと、つくづく思う喜び。
 実はこの12回表まで見た時点で既に飛行機の時間がギリギリで、裏を見られずに球場を後にしなければなりませんでした。5時間を超えるとはちょっと思ってなかった・・・(苦笑)。




  2007年 9月18・19日 東京ドーム
 9月18日
 5回までの守備中は、ベンチ中央の途切れた部分に立って戦況を見守っているため、わりと姿が見られました。イニングを終えて戻ってきた高橋選手に何か言ったりするいつものコーチ風景。
 隣に鶴岡選手が座ると、話をするために身体を折って頭の位置を低くする。3回表、中嶋さんのいる場所に飛び込んできたファールを「うわっ」と避けると、笑って隣にいた鶴岡選手をはたくふり。「捕れよ」って?
 表が終わってもうつむいて手帳しながら座っていることも。5回表、バントを決められた後の守備に両腕を差し上げて大きな身振りで何か言う。
 6回表は現れず、ブルペンに入ったかな・・・と。当然7回表も現れない。
 7回裏が終わって2点差リード、そしてベンチ前列に見える高橋選手が防具を着けていない。もうそれで十分、嬉しさがこみ上げる。
 鶴岡選手が慌ててキャッチボールに飛び出す、相手は黒ずくめの兼任コーチ。
 試合に入ればいつも釘付けになる何かを伝える動き、伸ばした腕をそのまま縦に?ぐるぐる回したり、「思い切り来い」なのか、自分の胸をトンッと突いたり、「ここへ」と指し示すひとさしゆび。
 9回表、出てきた中嶋さんがマスク中で笑っているのが見えた。走者が出てハラハラしながら、それでも勝敗の中にいること、それを見守れる幸せをかみしめる。
 最後のフライが上がった瞬間に、小さくしかし力強いガッツポーズ。マウンドへ歩み寄ってマイケル投手と握手、皆とハイタッチ。最後はベンチ上の誰かに笑顔で何度も手を振っているのが見えました。

 9月19日
 ダルビッシュ投手と田中投手の投げ合い、そして幸雄さんの予告で、昨日とは比べものにならない人出。
 ダルビッシュ投手は全く心配ない気配なのに、序盤は守備中もベンチに姿が見えない。というか、心配ないから不在なの?笑
 4回でようやく出てきた、立ち姿勢はすっきりと背筋が伸びて、あくまで広い胸板、両腰に当てた手、左片袖の黒に近い深い位置の黒いリストバンド。いつもの姿にいつまでも慣れることがない。4回表が終わった途端、ダルビッシュ投手がベンチに戻って座る定位置の隣に先回り(笑)して腰を下ろし、戻ってきたところに言葉をかける。そこに鶴岡選手もやってきて、3人で話しつつぞろぞろベンチ裏へ消えていく。
 5回表も定位置にいる。ランナーが出てストップウォッチ。確認するためにちら、ちらと目をやる仕草。
 佐藤コーチと中嶋さんの2人だけが立っている、いつもの守備中のベンチ内風景。
 今日も6回表からはもういない。ピンチを迎えたその回が終わっても姿はなく、代わりに?佐藤コーチが鶴岡選手に何か言っている。7回表も不在。
 鶴岡選手がネクストに立つべきタイミング、準備をしかけてやめて・・・代わりにネクストに幸雄さんが出てきた瞬間、進行中の打席とは関係なく球場全体がどよめく。私も同じタイミングでどよめきながら、代打のその先に意識が飛んでしまう。出番だ・・・!
 幸雄さんのヒット直後、ベンチ内のダルビッシュ投手の隣にフル装備の中嶋さんが。ベンチ前に出てきたところで、田中賢介選手の打球の行方を見た中嶋さんが笑顔で腕をぐるぐる回して、そしてバンザイ(かわいい・笑)! ランニングホームラン!
 ひとしきりキャッチボールの後にベンチに戻り、攻撃が長引いて裏に消えたりする間も、タオルで汗を拭きながら顔出して鶴岡選手に指示したり。あれよあれよと6点差。
 8回表、ダルビッシュ投手とバッテリー。すんなり3アウトのバックアップに走ったその足でベンチへ戻れば、迎える佐藤コーチも笑顔。
 8回裏、プロテクターは着けたままでタオルを肩にかけて、ヘルメットだけバッティング用になってベンチ裏から出てくる。プロテクターだけをよっこらせ、と外してレガースのままネクストバッターズサークルへ。CDでしっかり「ハジケロ〜」を予習してきたのに(笑)、結局目の前で3アウト、打席はなし。
 9回表、最後に飛んだ打球にマスクをパッと取って、特にガッツポーズ等はなく、穏やかに金森投手に歩み寄ってハイタッチ、笑顔。
 幸雄さんのセレモニー、選手勢揃いのベンチに出てきたのは最後近く。最初はダルビッシュ投手の隣にいたので小さく感じてしまうものの、その手前に武田久投手がいて正しい寸法を思い出す。花束を掲げてすぐベンチに戻ろうとした幸雄さんを、他の選手と一緒に笑顔でグラウンドへ押し戻す。
 その後、今季東京ドーム最後、の挨拶にも出てくる。帽子のツバに指先をやる仕草。




  2007年 9月15日 今季初安打!
 シーズン終盤、天王山の3連戦で飛び出した中嶋さんの今季初ヒットは、なんと3ランホームラン!
 ここしばらく、起用タイミングが早まっていました。7回にリードを3点に広げた時点で裏の守備から出場。8回で回ってきた打席で、神内投手から左越え本塁打。
 公式サイトよりコメント引用:「打ったのは真っ直ぐ!! 1・2・3じゃなくて1・3くらいのタイミングでしたね!! 本当に久々の感触! 完璧でした。」
 ダイヤモンドを回りながら笑顔で差し上げられたひとさし指
 笑いそうになるのを堪えながらベースを回り、白井コーチの前で地味にガッツポーズ、レポーターからの情報ではベンチ前でのハイタッチの場面では「見たか!」「見たか!」「見たか!」と連呼していたそうです。
 でも、北海道新聞の記事では「バッテリーコーチも兼ねる38歳のベテランは、自分のことよりも「緊急登板の金森らがよく投げたし、勝ててよかった」とチームのことが気になるようだった。 」と。
 他の記事では、”「(打率で)今まであまり打席に立っていないと思われていたけれど、これで分かっちゃうな」と高笑いだった。”とも。中嶋さん節ですね。

 1500試合出場までとうとうあと9試合。ドキドキします。




  2007年 9月1日 久々の打席
 延長10回表、同点の場面でマイケル投手とともに登場。その裏に先頭打者として久々の打席に立つも、レフトフライ。登場曲がGreeeenの「HIGH G.K LOW〜ハジケロ〜」に変わって以降の初打席だったはずですが、どの部分が使われていたのでしょうか。リードを許した12回裏に、最終打者としてもう一度回ってきた打席は、代打に幸雄さんでした。

 この時点であと15試合。今季中に達成できるかはかなり微妙・・・などということが気にかかって仕方ありませんが、おそらくご本人はそういった数字にはあまり頓着していないんではないかと勝手に推測したりします。あくまでチームの勝利を最優先に考えて、そのために自分が必要とされる局面があればいつでも出ていく、という。
 そういう人だからこそ今があるのだと思いつつ、ファンとしてはやはり、勝ち試合をビシッと締めて(これ重要!)1500試合出場を達成して、照れながら花束なんかを受け取る姿が、ぜひ見たいのです。




  2007年 8月24・26日 西武ドーム &
 8月24日
 先日のような仕事帰り観戦を目論んだものの、そういつもうまくはいかず残業。結局、20時半過ぎに西武ドームに着くと、中嶋さんはブルペンで武田久投手の球を受けていました。
 7回が終わってベンチに戻ってきた高橋選手に、中嶋さんが隣に座って腕を手をさかんに動かしながら話しかけている。しまいには前に立って話すも、高橋選手は納得できないような表情? 連れ立ってベンチ裏へ消えていく。
 8回同点のときにはまだフル装備だったのに、リードを許した9回表2死から出塁した高橋選手に代走が出たところで、鶴岡選手を相手にキャッチボールを始めたときにはもう防具なしだった。たまに振り返って戦況を見ている。強く強く逆転を祈る。そうしたらまた防具を着けて出てきてくれる。
 負けが決まった瞬間にキャッチボールをやめてベンチに戻り、グラウンドに向けて一礼して裏へ。

 8月26日
 開場と同時に入場すると、バント練習をする稲田選手に、ちぎっては投げる役。
 そして小田選手にノック、いつもの黒に赤じゃない、最近見かける白地に黒のバット。それが終わると鶴岡選手のバント練習にまたちょっとちぎっては投げる。ベンチに消えるその前に、いつものバット回しに失敗して取り落とす・・・けど飄々としている(笑)。
 15時半過ぎに再び出てきてティー打撃開始、ケージでのフリーを終えてまた戻って行くまで約15分間。
 試合開始の約45分前に高橋・鶴岡両選手がキャッチボールを始めるものの、中嶋さんは5分ほど遅れて登場。西武の中島選手がまた話しかけてきたのに笑顔で応じている。16時半少し前からいつものボール回し、一足先に抜けて鶴岡選手の最後のフライ捕球を見ている。
 試合中はスタッフさんの隣で、壁を背にしてヨシさんの近くに立っている。
 フル装備でブルペンにいる姿を少しだけ見られた。

 8月27日
 マイケルの調整登板に付き合って?かなりしばらく振りでの、リードされた状態からの登場。




  2007年 8月4・5日 千葉マリンスタジアム &
 8月4日
 千葉マリンが夏休みサービスで試合開始3時間前に開場。直後に入るものの、さすがにまだロッテの練習時間。
 15時40分ごろ、三塁側に長袖アンダー・半袖汗出し姿で出てくる。歩き回ったり、ダルビッシュ投手が話しかけてきてしばらく話したり、武田久投手に話しかけて爆笑させてたり。
 15時50分からウォーミングアップ。タイミング的にこれが見られたのは久し振り。
 鶴岡選手・田中賢介選手?にノック。ゴロはともかくフライは相変わらず全然まともに上がらない・・・。そして打ち上げるために振り抜いた体勢が完全に崩れてよろけている・・・目標と違う場所に上がったフライをアシスタントしていたスタッフさんがキャッチ、拍手してみせる中嶋さん(笑)。
 ノックの前に中嶋さんが外して、わりと無造作にボールかごの上に置いたサングラスを平野コーチがそっと拾い上げて、どうしようか少し困って、同じく置かれていた中嶋さんのミットの中に入れてそっと置き直す一連の動きがちょっとほのぼの。
 その後、一塁側で鶴岡選手と、鶴岡選手だけが捕球体勢から投げる高速キャッチボールラリー。けっこう長く続く。それが終わった後に打ち上げたフライはちゃんと上がって、鶴岡選手がキャッチ。16時20分には裏へ。
 16時42分、バッティング練習に出てきた。半袖の新デザイン練習着(胸元中央部にFのロゴ)姿、順番は坪井選手の後、田中幸雄選手の前。出てきてから約10分後、裏に入ろうとする通路で松沼兄やんに気付いて少し驚いて?嬉しそうに満面の笑顔で挨拶。
 17時22分、鶴岡・高橋選手だけが出てきた・・・と思ったら、中嶋さんはベンチの前列で白井コーチと話している。けっこう長く、でも笑顔で、チームの話をしてるんだろうなと。
 17時28分から37分まで連携、そのままベンチ前で待機して、39分には円陣。今日の声出し当番は中嶋さん。ひとことぐらいのものだと思いこんでいたけれどそうでもなく、皆の顔を見ながら、ふざけてはいないけど余裕な大人の笑顔(欲目?)で喋っている。いいものを見ました。(しかしゲンの悪い男に・・・;)
 1回裏、最初はベンチの端でうつむいて手帳の男だったものの、ホームランが出てからは白井・佐藤コーチ間のベンチフェンス切れ目に立っている。
 2回、攻撃中なのになぜかベンチにいる。飯山選手と笑顔で。
 3回以降、端より平野コーチ・佐藤コーチの間にいること多し。
 5回裏、岩本通訳を通してヒルマン監督に何か話して了承を得て、中嶋さんがブルペン電話に取り付いて話しているときにまた追加点・・・歓声に振り返ろうとする動き。さらにどんどん追加点、何度もブルペン電話をかける中嶋さん。
 8回裏、江尻投手も打たれてなおもブルペン電話に取り付く中嶋さん、そのままずっと端の岩本通訳の後ろにいる。ゲームセット時は姿を見つけられず。

 8月5日
 15時27分くらいに出てきて、ベンチ前で平野コーチ・ロッテのコーチと笑顔!で話している。中嶋さんが肴になっているような?
 アップ前、一軍に合流した橋本投手が挨拶で何か言うと、皆がどっと笑った。中嶋さんも「バッカじゃねーの」ぐらいのことを言って笑っている。何かなと思っていたら、スポーツ紙の記事によるとひとこと自己紹介で「4月に結婚しました」と言い、「今ここでする話かよ!」というツッコミの嵐だったんだとか。
 15時45分から15時52分までアップ、15時59分また出てきて鶴岡選手とキャッチボール。
 16時04分、一塁側に来て送球指導中、ロッテの藤田投手や小林雅英投手が笑顔で声をかけてきて、それに応じている。そのうち、高木晃次投手が話しかけてきて、二言三言会話。阪急に在籍した、最後の現役選手二人のツーショットに「おお!」と思う。この場面自体はあっさりしたものでしたが、後で改めてロッテの選手名鑑を見てみたら、「仲の良いスポーツ選手:ファイターズ・中嶋捕手」となっていて、ほほえましくなる。双方流転してなお、21年目で現役の同期と立ち話ができる運命の数奇。
 そのあと高橋選手に捕球体勢の個人指導。キャンプでやっていた、中嶋さんが下からトスしたボールを足を閉じたり開いたりしながら捕球する練習。最後の2分くらいは言葉でいろいろと指導。16時13分まで、約10分のマンツーマン。
 16時21分からノック。最初は肝心のバットを忘れていて取りに戻ったり、フライの行き先は相変わらずなのに捕れなかった誰かに「捕れよー!」とムチャを言ったりして笑ってました。
 16時40分あたりから打撃練習、55分まで。
 連携の前に、なぜかロッテ西岡選手がわざわざ中嶋さんに挨拶に来る。ロッテ橋本選手とは昨日も話していた。試合前の円陣、今日の声出しは中嶋さんが笑いながら指名して、坪井選手。
 3回裏、ベンチの前列で衝立から腕をだらんと垂らして戦況を見ている。3回が終わったところで何か怒っている?のか、しきりに何か言っている。最初は鶴岡選手に何か言っているのかと思ったけれど、その後ベンチ前で直接、柳田球審に文句を言っている。
 ・・・と思ったら、翌日のニッカンに こんな記事が。”3回裏終了時には「ベンチからのヤジがうるさい」という趣旨の厳重注意を柳田球審から受けるほど、イライラはピークに達していた。”)
 うーん、このタイミングで柳田球審と話していたのは中嶋さんなので、つまりベンチ前の会話は厳重注意だったの? 確かに、直前に声も出していたけど、一体どんなヤジだったんだろう。
 4回表はベンチ前列中央で鶴岡選手を隣に置いて見守っている。
 8回裏、中嶋さんは明らかに出るつもりがない気配なのに、マイケル投手へ交代。もう打席も回らないのにやはり捕手はそのままで、負けている試合での調整登板なのに「マイケルと組まない」ことに動揺。
 ・・・でも、もう「打たれても構わない」などと思ってしまわずにすむことに改めて気付く。だって中嶋さんが指導して、伸ばそうとしている選手たちだから。遅まきながらようやくここまで来れた、その時間と状況をもらえた幸運を思うけれど、確かに切なさも募る。


 8月8日
 Yahoo!動画で中継を見ていると、マイケルと組んでいつもの出番。最近、指先やゼスチャひとつひとつが、時おり魔法のように閃いて見える瞬間がある。とか真顔で思うことがある。うわわ。
 「1アウト」と立てるひとさし指、最後の一球を「ここに投げてこい」というように胸元を指し示す姿がちらりと見切れる、ただそれだけで苦しいほど嬉しい。

 8月9日
 いわゆる「ダルビッシュ投手結婚宣言」の日。
 イニング途中、二死走者一塁でマイケル投手ともにバッテリー交代・・・というしびれる場面で、解説のガンちゃん岩本氏が、「今日、試合前に中嶋選手と少し話したんですけども、『先輩、試合出ていったらもー1イニングそこそこですけど汗びっちゃびちゃで一生懸命ですね』って話をしたんですよ。そしたら笑顔でね『俺が出ていく場面で汗かかん場面なんかないやろ』と(笑)。」・・・確かに! 
 そして走塁ミスで飛び出した一塁走者高波選手をすかさず刺してスリーアウト。
 本当は写真一枚あればいいのに、それが自分の手元にはないから書き残す。黒ずくめのナイキ、プロテクターの中央とマスクの向かって右、本人には左顎の部分にごく小さくナイキマーク、スロートガードはマスク本体であるフレーム部分が少し出ているだけで、ぶら下がるものはない。プロテクターの肩から飛び出すショルダーガードもない。キャッチャーメットはつばの中央に32、額の部分にはつばから向かって左に丸囲みのナイキマーク、中央にFマーク。
 スロートガード部分のフレームに触れる仕草がごく頻繁に見られて、それが印象的。




  2007年 8月2日 会社帰り西武ドーム
 西新宿にある勤務先から西武ドームまでは、電車で1時間。試合開始直後という思いがけない時間に仕事が終わり、通りすがった金券ショップで指定席引換券が格安になっていて、つい西武新宿線に乗り込んでしまう。と言うわりに鞄の中にはなぜか双眼鏡がスタンバっている不思議(笑)。まだ明るい真夏の6時台、車窓は10年前の通学定期だったころから相変わらずの住宅と畑。
 それでもレオライナーに乗り換える頃はずいぶんと暮れてきて、見上げる藍色の空に、狭山の木々が黒々と影絵になる。こんな時間にこの電車に乗るのはこれが最後かもしれないと思いながら、カーブで見晴らす景色に首を巡らせれば遠くの空にはまだ夕焼けの名残が輝いていた。

 ホームへ降り立つと、もう遠くに球場特有のざわめきが聞こえてくる。中に入るとスコアボードは5回裏。
 7月は一度も観戦機会がなく、6月の甲子園以来。ベンチを見れば、久し振りだけど当たり前にそこにいて、見つけるだけで飽きもせず嬉しい。中盤までの守備中はユニフォーム姿でベンチ内にいたものの、6回終わりあたりでプロテクターを着けてベンチ奥入り口に立っていた。その中嶋さんが、自分の胸のあたりで力強くグッと拳を握って、続く「いけ!」というようなジェスチャー、誰に向けてのものなのか、どういう意味なのか正確なところはわからなかったけど、見ていてものすごく動かされてしまう仕草でぐらぐらする。
 ブルペンでは基本的にヘルメットはなし? 普通のキャップをしばしば後ろ前にしていてかわいい。武田久投手の球をしばらく受けていた。
 9回裏で出番がきたとき、「あれ、出てくるタイミングなのにベンチ内にもブルペン出口にもいない?」と思いながら探していると、全く出入り口ではないベンチとブルペンの間にある記者席のようなところの障壁をよっこらしょ、と乗り越えてグラウンドへやってくる。そしてホームベース後方で、内ひざを地面にペタンとつけるように座ったかと思うと、膝や腿ををぐいぐいストレッチ。さすが5年間ホームにしていた球場と言うべきか、勝手知ったる寛いだ様子がとってもすてき(笑)。
 中嶋さんは新球を、審判から投手へ直接に投手へは投げさせない。必ず自分がもらって、ちょっとこねてロージンをつけてから?投手へ投げる。ずっと当たり前のように思っていたことだけれど、今さら書き付けておく。

 指定席はホームに近いかわりにずいぶん高い位置で、グラウンドは全くの俯瞰。
 試合に出ている今のような瞬間をあと何度見られるだろう。勝ちそうなのに、空気が薄い場所にいるように息がずっと苦しかった。2点差を1点差に詰められ、ランナーを置いて打者はカブレラ。そういう絶体絶命とは関係ない次元で、ゲームの中に中嶋さんがいる喜びと、それと背中合わせの何かに胸が詰まっていた。
 試合終了、最後の球が納まったミットを、よしよしよし、と確かめるようにわずかにグッグッと動かす。ゆっくりとマウンドへ行く。




  2007年 7月1日 FFFFF(エフファイブ)
 北海道内でのみ放送されているファイターズ情報番組「FFFFF」で、中嶋さんのミニ特集が。詳細はまた。



  2007年 6月29〜7月1日 京セラドーム大阪
 ※掲示板でいただいた書き込みを編集さえていただいています、ありがとうございます。
 京セラドームは開門が試合開始1時間30分前なので、コーチモードでの練習は見れず、残念。

 6月29日
 先発はダルビッシュ投手−鶴岡選手のバッテリー。2人がベンチへ戻ってくると声を掛けてから中嶋さんはベンチ裏へ。途中でダルビッシュが四球を出したら、戻ってきたベンチで横に座りゼスチャー入りでアドバイス。でもダルビッシュはペットボトルの水を飲みながら正面を向いたまま、中嶋さんのほうは見ず・・・。他のときには、ダルビッシュがアウトカウントを間違えて一瞬ベンチに戻ろうとしたのを見逃さず、ベンチに戻ってきたダルビッシュに笑顔で何か言ってました。

 6月30日
 今日は八木投手−高橋選手のバッテリー。中嶋さんは2人に声を掛けることもあまりなくすぐにベンチの裏へ。高橋選手のことはある程度信頼しているのか、それとも八木投手の調子が悪かったので次の継投のことで一杯だったのか・・・。
 8回から武田投手が登場するも、9回の打順が高橋選手からのせいか、そのままキャッチャーは変わらず。中嶋さんは9回から登場。マイケル投手の調子がイマイチで、マウンドへ行ってアドバイス。2回目、審判に何かを確認してからマイケル投手のところへ。兼任とはいえコーチ、試合中にピッチャーのところへ行くのにもいろいろ制限があるのでしょうか。1点差逃げ切りです。

 7月1日
 試合前の守備練習前に、ベンチ前でキャッチボールをします。でもこの日中嶋さんの姿はなく「まぁいつも最後に出てくるし」と思っていたら、守備練習が始まっても中嶋さんの姿はなく「また、抹消?」と少し心配になっていたら吉川投手が走ってベンチに戻って行って、どうして?と思っていたら一緒に中嶋さん登場。これって、練習時間を忘れていたんでしょうか?中嶋さんはバツが悪そうに鶴岡選手をからかっていました。捕手が渡したボールを白井コーチがベース前にゴロで転がし、それを捕手が拾ってセカンドに送球する練習で、中嶋さんの番のとき白井コーチはわざと難しいゴロを転がして笑ってました。
 今日はグリン−高橋選手のバッテリー。中嶋さんは二人に声を掛けるよりベンチで試合を見ている鶴岡選手にいろいろアドバイスしていました。この日も9回が高橋選手からの打順のためか、中嶋さんは9回からマイケルと登場。三者凡退でハラハラすることもなく(本当はかなりハラハラドキドキ)試合終了。




  2007年 6月23・24日 甲子園
 6月23日
 12時10分ぐらいに中へ入れて、ぐるっと見回して探すと、一塁側ファウルゾーンで岩本通訳にトスしてもらって鶴岡選手にノック中。かなり強い陽射で気温も高いにもかかわらず長袖汗出し、サングラス。
 その後、最初は鶴岡選手にみっちり、高橋選手にさらっとキャッチボール指導。5回と決めて素早い投球ラリーなど、笑顔だらけでとても楽しそう。体(肩?)の開きなんかを指導していました。
 12時半過ぎにバッティング練習に出てきたときにはサングラスOFF。つけていたいつものNIKE黒バッティンググローブを外して5分ほどティー、またつけてフリーバッティング。最後バッティングピッチャーにお願いして1球追加してもらってました。話しかけてきたヒルマン監督と岩本さんも抜きに何か喋りながらベンチに消えていきました。
 13時半、ぼやぼやしてたら投内連携が始まっていた、笑顔だー。最後のフライを捕る鶴岡選手を残してベンチに戻る中嶋さんが、どういう脈絡なのか高橋選手の肩をぽんぽんと叩いて、ごくわざとらしい「うんうんわかるよ」みたいな仕草(笑)。何だったんだろ。ベンチ前の円陣で中腰になる皆のなかひとりですっくと立ち姿。稲田選手に何かダメ出しして笑う。
 どうでもいいけどトラッキーとB.Bがビリーズブートキャンプを踊っている・・・。

 1回裏。ブルペン?から、三塁側ファウルゾーンを歩いてベンチへ戻る中嶋さんがダルビッシュ投手とキャッチボールしている高橋選手を構ってそのままダルビッシュ投手に歩み寄ろうとしたその瞬間、どよめく球場。小谷野選手へ危険球! 中嶋さんはそのままホームベースの人だかりに加わって、阪神の鳥谷選手と何か喋っている。わりと最後まで残り、佐藤コーチとも何か言ったりもしている、平野コーチが肩を叩く、けっこう怒ってる?
 7回表、鶴岡選手に代打が出たのに次の回もダルビッシュ投手は続投。そしてキャッチボールを始める中嶋さん・・・! 
 ファウルゾーンで横に並んだダルビッシュ投手と少し話す。この2人がバッテリーを組むのっていつ以来になるんだ!?
 そして守備につく、鳥谷選手は打席に入るときに挨拶していたので、どうやら中嶋さんと知り合いっぽい気配(他には桜井選手、林選手もそんな気配)。
 危なげないダルビッシュ投手の投球、一塁へのカバーに入って戻ってくる中嶋さんのマスクの中の顔が笑っている。指がひらひら、ジェスチャーが多くを語る、マスク外して指示も出すけど。3アウト取ってベンチに戻ってくるとき、下手投げでスタンドにボールを放り込んでくれた、ダルビッシュ投手を待ったりはしないでさっさとベンチへ。(これは他の三振3アウトの回にも。)
 回ってくる打席、相変わらずバントが転がらない・・・ポップフライ。中嶋さんが打席に入るなり、それまで静かだったおじさんがいきなりぶつくさ言い始めた内容が、「藤田を出してまで正捕手に据えたってのに云々」と詳しすぎて苦笑。野次ですらない、グラウンドまでは間違いなく聞こえないようなボリュームで、阪急最後の選手への愛と憎しみが開帳されていて、うっかり合いの手を入れてしまいそうになる。
 武田久投手の降板シーン、珍しく?少し悔しそうにヨシさんの手にボールを返す。
 マイケル投手と三振でゲームセット、右腕のごく控えめな、でも小刻みに確かめるようなガッツポーズ。

 交流戦優勝だったので小さなセレモニーがあり、三塁ベンチ前に選手たちの背中が並ぶ。中嶋さんは勝ち越しホームランの小谷野選手の肩をつついて、気付いた小谷野が両手で包む握手をしてる。トロフィーをまるで誰も持ちたくないかのようにパスし続ける様子がなんだかおかしい。
 その後、選手・コーチがレフトスタンドにぞろぞろと挨拶に行く。中嶋さんが平野コーチの肩を促す。
 歩きながら若い投手たちが子犬のように近くで群れている、結局は一番弟子?の鶴岡選手と二人で歩く背中が傾いた西日に照らされて、なんだか気恥ずかしくなるくらい青春っぽい(笑)。
 外野席に向かって、割と率先して両腕を伸ばしてひらひらと感謝に振る。そこから振り向いた笑顔の穏やかさに、いつからこういう人になったのか・・・と、去年から何度目かわからない感慨にやられる。人は変わる。追浜まで何度も行っていたくせに気付かなかったんだから、鈍すぎる。

 6月24日
 雨のため開場時間が遅れ、12時半に中へ。しかしグラウンド整備中で無人に近く、当然練習は見られない。日本ハムベンチに干してあるプロテクターのひとつが黒NIKEだということを、ぼんやりと見ている。
 13時直前、室内練習場からの出入り口なのか一塁側から出てきて、通訳の岩本さんと話しながら歩いて三塁の日ハムベンチに消える。雨はわりと強く降り、内野にはシートがかけられたまま。当然、相変わらず練習どころではない。連携どころかキャッチボールすら見られない。
 
 どうにか試合開始。1回裏、グリン投手が投げ始める前に既にマウンドはぐちゃぐちゃで、グリン投手を待たせて整備が入る。そこで通訳の岩本さんとともにマウンドへ行ったのが中嶋さん。コーチっぽい。それにしてもやっと姿を見られた・・・。
 2回裏終了後、ベンチ前にお迎えに出てきて高橋選手をつかまえて何か言ってる。
 5回裏、ようやくベンチ内の中央通路に現れる。段に足をかけた膝に肘をついて、口元を覆うお決まりのポーズ。ピンチで隣の平野コーチと話し(そして平野コーチがサインを出す、守備位置か何か?)、ベンチ端にいる白井コーチとも目で合図しあって・・・と、コーチトライアングルが動いている。そんな仕事の場面を目撃できて、かなりしびれる。
 グリンに代打が出た時点でおそらくと思ったけれど、二死でネクストバッターボックスにいる高橋選手がレガースをつけていなくて確信、胸が震える。(結局高橋選手は打席に立たず、中嶋さんは高橋選手の打順である4番に入る。)
 そして攻撃が終わる前にフル装備withoutヘルメットで出てきて、鶴岡選手とテンポの早いキャッチボールを始める。もうそれだけでテンションが上がってしまう。マウンドではマイケル投手と佐藤コーチと3人きり。こんな場面で必要な言葉はもう今さらなんだな、と。
 今日はガッツポーズというほどのガッツポーズはなし、すんなり終わったせいもあって笑顔はそれなりに穏やか、マイケル投手と肩を並べて明るい表情でしばらく何かを話していました。




  2007年 6月16日? Fの炎
 北海道内でのみ放送されているファイターズ情報番組「Fの炎」で、中嶋さんがインタビューされていたそうです。
 中嶋さんが言った概要は「『3点差ある時は2点取られてもいい』と投手に気負わずに考えて欲しい」ということと、「若いうちは失敗してもいい。打たれて失敗してもそれで終わりじゃないんだし。失敗したら僕らが・・・まぁ、僕が責任取ればいいことだし」ということでした。 
 「僕ら」というのは捕手の事かコーチの事か・・・? 「僕ら」から「僕」に言い替えたとき、手を心臓の辺りでぎゅっと握ったんですが、芝居気のないごく自然な動作でジンときてしまうものだったそうです。
 パーソナリティーの女子アナがうっとりした顔で「理想の上司ってカンジですよねー」と言うのに対して、OBの広瀬さんが「今でこそベテランになってこんなこと言ってるけど、若い頃は勢いでリードしててねぇ」なんて言ってたそうですが、若い頃は誰にでもあるものなので、「ベテランになってこんなことを言う今」があることを喜ぼうと思います(笑)。




  2007年 6月14日 佐藤投手コーチへの取材
 隔月発売の日本ハム雑誌、ファイターズマガジン。8月号の「コーチャーズボックス」コーナーは佐藤義則コーチ。取材時点(6月14日)の、交流戦防御率1.70というものすごい数字について。
 「すごいよね。信じられない成績だね(笑)。見てる限りではキャッチャーがよくやってくれている。いいものをキャッチャーが引き出してくれて、ピッチャーが持っている力でどう抑えるか。キャッチャーがよく考えてミーティングに近いことをやってくれているので、今の成績があるのかな。
 ミーティングはホワイトボードに四角いマスを書いて「このバッターだったらここは打てないよ。でもここから一つ下がるとホームラン打たれるよ」というようにやってます。交流戦では僕がやってきたけれど、リーグ戦ではキャッチャーにやらせたり。一番受けているのがキャッチャーだからね。(後略)」
 
 この時点で一番受けているキャッチャーというのは高橋選手なんですけど、何しろキャッチャー兼バッテリーコーチですから、この評価は喜んでいいところではないかと。記者や評論家ではなくて、佐藤コーチの言葉だというのが嬉しい。




  2007年 6月10日(日) 東京ドーム 巨人戦
 所用で開場(巨人戦は試合開始3時間前)よりずいぶん遅れて入ると、中嶋さんはバッティング練習中。バッティングキャッチャーに一打ごとに笑顔で何かぼやいている。

 前日の6月9日はサヨナラ負けで連勝が途切れましたが、「久は悪くない。配球ミス」と中嶋さんらしく責任を引き受けていました。だからこそ、今日の笑顔が嬉しく思える。毎日のことだから当たり前なんでしょうけど。
 その後、バッティング順番待ちの鶴岡選手をふと見ると、バットを支えに重心が偏った、何だか見慣れた立ちポーズ。細かい部分は違っているもののかなり雰囲気が似ていて、またほほえましくなってしまう。
 試合前のいつもの連携中、一塁線上でしゃがんで誰かの送球を受けたとき、わざと後ろにころーんとひっくり返る姿は相変わらずベテランとは思えないかわいさ(笑)。
 ジャイアンツの實松選手や西岡コーチと笑顔で話している。小笠原選手が急いでいる様子でもオールド水色ユニフォームを指差して?笑顔だったり、大道選手に挨拶したり。

 試合は、ピンチの場面でいつものように武田久投手と登場。
 ひらひらと手の動きが語ることの多さ、おそらく「ここへ落としてこい」とでもいうようにベースを指し示すひとさし指の動き、見飽きることがない。
 走者がたまって野手たちがマウンドに集まった最後に、久投手と2人だけ肩を並べてバックスクリーンを向いて話す短い間。前日はサヨナラで敗れていて、今日も9回裏1点差でランナー一・三塁、こんな場面で何て言うんだろう。でも去年からこんな場面を何度もくぐってきたから、きっと久投手が誰よりもわかっている。いつも胸突き八丁に放り込まれて流れに抗するのが彼らの仕事で、彼らはすべきことをしているからそこに飛び込める。マウンドで躍動する小柄な体に、根拠ある勇気が誰よりも漲っているのが見える。僭越ながら、いつもこちらまで奮い立たされる。
 そして、これはもうだめだ!と観念した瞬間から一転して、え?と戸惑うような思いがけない勝ち。
 こんなとき、明日なんて、一瞬先なんてわからないと10年前の、そして今日のいろいろやさぐれた自分に囁きたくなる。
 球場で祈りながら、いつも神さまなんていないと思う。だけど、一瞬先に何が起こるかわからないということこそに、試合とこの世の不思議と醍醐味が宿っているとも思う。・・・って何だか大げさでお恥ずかしい。でもそんな気分でした。




  2007年 5月27日(日) ナゴヤドーム
 先日ようやくフルキャストに行ったことで、日本のプロ球団ホーム球場で未訪なのはこのナゴヤドームだけになっていました。せっかくだから残さず行っておくか!と、日曜だけの名古屋遠征。
 昼はしっかり味噌カツを食べて、観戦のお供に手羽先をテイクアウトして、開場とともに入場。
 練習風景。平野コーチがノックする捕手陣から、中嶋さんは捕球後の返球を受けている。帽子をグラウンドに置いて、自分はそのポイントから離れて立つ。自分(野手代わり?)がどこに立っていようと、帽子(ベース代わり?)のあるコースへ返球しろという練習なんじゃないかと(多分)。そして中嶋さんは目印の帽子を予告なしに素早くポイッと投げては、負荷を上げてました(笑)。
 そして自分でも少しノック、いつもと違う白いノックバット。しかしフライは相変わらずあさっての方向へ・・・。
 センターの投手エリアでしゃがんで捕球〜返球の反復。グリンと通訳を交えてしばらく話したり。
 そしてティーをやっていると中村紀洋選手が挨拶に来て、次いで谷繁選手が。中嶋さんが振っていた黒に白赤のいつものバットを借りてしばらくいろいろ振ってみている。そこに田村藤夫コーチもやってきて、選手・兼任・コーチとステイタスそれぞれの捕手が揃い踏み。出場試合数合計が5000を超えるスリーショット。
 試合前の連携のときは中嶋さんが谷繁選手に話しかけたり、谷繁選手が中嶋さんのミットをちょっと借りてはめてみたりしていました。

 8回裏、出てきた・・・! 投手とのコンビネーションを見てほしいと言っていたけれど、確かに細やかなジェスチャーと指示、群を抜いている。様々な指示を出した最後にメットを指先でコツっとやる、よく見るあの仕草はどういう意味なんだろう。
 攻撃時、ネクストバッターズサークルにいる中嶋さんをロックオンしていたら球場に溜め息が。すると中嶋さんがバッティンググラ ブを外してポケットに突っ込んだので、紺田選手が出塁したのだとわかった。結局バントは失敗で空振り三振でしたけども。
 しかしその後、盗塁やらヒットやらでイニングが長くなると、打席でかいた汗を拭くタオルを頭に被ったままブルペンへの電話を使っていました。何か連絡か確認か、まさに「兼任」な光景でした。
 試合終了、バックアップで一塁まで走ってからマウンドへ行ったらタイミング悪く無人(笑)。なのでまず野手たちと、最後にマイケル投手とひときわの笑顔。
 帰り道、地下鉄までの遊歩道をとぼとぼと歩いていたら、信号待ちで止まっているバスに向けて歓声があがっている。見ると、ユニフォームのままの中嶋さんが2台目バスの最前右窓側にちらりと見えました。いつか公式サイトに新聞を読んでいる写真が載ってましたが、今の指定席なんですね。
 月曜の仕事がどうしても休めず、名駅近くの宿を取って始発の新幹線でそのまま出勤。おっさんか私は。最近ようやくお金で時間を買うようになりました・・・。




  2007年 5月25日(金) 久々にエラーを呼ぶ男・しかもサヨナラ!
 9回表、2点ビハインドにも関わらず、前の回に鶴岡選手に代打が出ていたため、捕手は中嶋さんにスイッチ。
 投手も交代し、プロ入り後一軍初登板の金森投手。3人でビシっと抑えます。「投球間隔が空いて不安でしたが、中嶋さんがうまくリードしてくれました。」と、わかっているコメント(笑)。
 そしてその裏に、思わぬ出来事。”中嶋の三ゴロで延長突入かと思われた次の瞬間、一塁への送球が右翼側にそれて今季初の5連勝が転がり込んだ。「オレじゃないだろ!」。逃げる中嶋が二塁後方で捕まり、ペットボトルの水で歓喜の「シャンパンファイト」が始まった。”というスポニチの記事に、ちょっとウケた。確かに中嶋さんじゃない(笑)。道スポの記事では、”「もっときれいに決めたかったね」と苦笑い”だったそうですが。
 映像も見られたのですが、一塁を目前にして逸れていった送球に両手を上げてベースを駆け抜け、直後ちらりと映ったカットでは笑顔!で「俺じゃないよ!」と顔の前で手を振りつつ(超かわいい・・・)走る。そしてアナウンサーが「中嶋は逃げる逃げる!」と実況(笑)したところで森本選手をはじめとした若手たちに次々と飛びつかれてもみくちゃに祝福された固まりから抜け出したところに、がしっとハグしてきた鶴岡選手の背中をポンポンと叩き返す。その後はセギノールにも手荒く祝福されていました。いやはや。

 前日24日は、僅差の勝ち試合もダルビッシュ投手完投のため出番なし。でも試合終了後のベンチ前で、出場選手たちをハイタッチで迎える中嶋さんは、帽子ではなく捕手用ヘルメットに赤いキャッチンググラブ・・・だったので、もしもの事態に備えてブルペンで用意をしていたのでしょう。鶴岡選手に対しては、特に嬉しそうな笑顔で頭をはたいて何か言っていました。




  2007年 5月15・17日 東京ドーム
 15日。
 追加点を取られた5回表終了時、手帳を手にしながらたっとグラウンドに駆けあがる。・・・円陣だった。一番外側でも、手帳片手でも、グラウンドレベルからそれに参加している姿が嬉しくてならない。あと何度見られるだろう。
 東京ドームのブルペンへの電話が赤いと初めて知った。展開の急に、一生懸命電話している。
 出てきた8回、仕事早すぎ!と言いたくなるくらいの鮮やかさ。投げられる球全てが私の双眼鏡の狭い視野、中嶋さんのミットに収 まっていく。あの喧騒の中で「パァン」という捕球音が私たちの耳まで届く、それってすごいと飽きもせず今日も思う。自分の打席が回ってくるときの準備の速さ。ようやく聞く奏。キャッチャーフライを打ってしまって、打球を目で追って「あーあ」って表情。打席にいるときのほうが率直だ。

 17日。
 会社から東京ドームに向かう電車の中で、田中幸雄選手の2000本安打が達成されたことを知る。
 試合終了後、22時を過ぎてもう鳴り物が使えない東京ドームに、長い間、田中選手を呼ぶ、うねるようなコールが響いていました。幸雄さんもたいがいシャイな人です。




  2007年 5月12・13日 長野オリンピックスタジアム
 12日。
 選手登録、「あの」長野。
 6回頃からブルペンで武田久投手の相手をし、7回の守備から登場、9回には今季初の打席もあり。最後は勝利のハイタッチ。
 監督も捕手3人制を継続とコメントしているので、しばらくは、選手中嶋さんが見られるようです。

 13日。
 開場すぐ入場すると、中嶋さんは一塁側ファウルゾーンででしゃがんで、誰かを待っている様子。しばらくして出てきた鶴岡選手に「何時だと思ってんだよー」というように、つけてもいない腕時計をピタピタと指し示す仕草(笑)。そしてキャッチボール。
 外野にノックしてはジェスチャーで何か伝えようとしまくり、ノックの腕前は・・・まぁこれから。
 西武の中島浩之選手が挨拶にやってきて、ダブルナカジマショット。私は今でもニュース等で「西武のナカジマが・・・」というようなナレーションが聞こえると、ちょっと反応してしまいます。
 仙台でも見かけたNIKEの捕手防具セットは、ほぼ真っ黒。レガースは側面に鋲を打ったようなデザイン(あまり見ない?)、プロテクターも真っ黒の胸元に小さく白のNIKEマーク。ショルダーパッドなし、マスクにはスロートガードもなしでシンプルなもの。メットもNIKE。
 試合前の連携でボールを回す、すっかり見慣れたはずのシーンがとても嬉しくて、さらにその最中に読み上げられるベンチ入り選手で名前が聞こえて、胸が震える。
 中嶋さんがベンチへ飲み物を取りに出て来て、ドリンクの水槽?に手を入れようとした瞬間、キャップだけの頭にそれなりに勢いのあるこぼれ球がポーンと直撃。中嶋さんは笑いつつ、わざとらしく「どうしよう痛いよ!」という仕草で地団駄、そのまま横のベンチにごろり倒れこむマネ。ベテランなのにかわいすぎ(笑)! 横にいたマイケル投手はものすごく楽しそう。中嶋さんはすぐ起き上がって改めて飲み物をを取りに行きながらまた「ここに当たったよー」と頭を指差し、皆が笑っている。2年目の陽選手も瞬間を見たようで、見逃したらしい他の選手に説明しながら笑顔。若い彼やベンチの反応に「先輩風を吹かせない」中嶋さんの一端を垣間見た気がしてほほえましかったです。それにしてもマイケル投手は楽しそうだった・・・。
 守備中は白井コーチと並んで戦況を見守っていることが多いです。

 7回表、還れば逆転になるランナーが出たところで、壁にかかっているプロテクターを外して装着。ファウルゾーンを歩いてブルペンに入ろうとしたそのとき、タイムリー! 出番が・・・と嬉しさで鳥肌が立つ。武田久投手の球をしばらく受ける、左手袋は鮮やかな赤。
 そして7回裏、ランナーが出たところで投手交代した武田久投手と一緒に登場。パスボールでランナーを進めたものの(ちょっと息が止まった)、ビシっと無失点。ベンチ戻ったところでおそらくパスボールを平野コーチにからかわれ、佐藤コーチのところへは自ら何か言いに行ってました(笑)。
 勝利の瞬間、マウンドに歩み寄りながら、握り拳を作った右腕が90度の正統派ガッツポーズ。マイケル投手のお尻をポン、と叩いていつもの労いを見せるけれど、逆にマイケル投手から労われる場面も。戻ったベンチ内でアイシング中の武田久投手と笑み交わす。

 はぁー、日帰りだろうと長野まで来た甲斐が十分にあったよ・・・!とふわふわしながら長野駅まで戻り、新幹線の時間を変更しようとみどりの窓口に入り、列に並んだところ・・・前に立っていたスーツの男性、が佐藤コーチでびっくり。新幹線の隣の席はあろうことかハム彦さん(ほとんど在席してませんでしたが)。そして東京駅に着いてホームを歩きながら、ふと後ろを振り向いたら淡口コーチ。微妙に動揺しながらの家路でした(笑)。




  2007年 5月9日 再登録!
 特に前触れもなく?中嶋さんが一軍に再登録されました。
 翌5月10日に、マイケル投手と組んで今季初出場。1500試合出場まであと59、カウントダウン開始です。

 公式サイト5月6日分の試合結果。広報レポートの「練習中のヒトコマ」という写真をどうぞ、弾ける笑顔です。




  2007年 4月28・29・30日 フルキャストスタジアム宮城
 28・29日は私も行っていたのですが、メモを取れなかったために忘れてしまったことの多いこと・・・。掲示板でいただいたレポートを編集して転載させていただきました、いつも本当にありがとうございます。

 4月28日
 開場時間に入ると、中嶋さんは三塁側で鶴岡選手とキャッチボールをしていました。その後、一塁側でも高橋選手とキャッチボールをした後に打撃練習、そして外野をライトからレフトへ何本か走ったあと、外野フェンスの前で次から次とファンの人にサインをしていました。私はそういう光景をあまり見たことがなかったので、新鮮でした。東北だからなんて関係あるんでしょうか。これまで見たことのない、全身が真っ黒なNIKEの防具を着けていました。

 4月29日
 仙台駅から球場まではのんびり歩くと30分近くかかります。
 そして、開場前でも一塁側にあるイーグルスネストには入ることができて(入れる券種のチケットは必要だと思いますが)、客席の間から練習前の選手を見ることができます。この日はダルビッシュ投手と話している中嶋さんを発見しました。
 中嶋さんの外野へのノック風景を見ましたが、飛ぶべきところに飛ばず、あまりノックになっていませんでした(苦笑)。ノック相手に伝えたいことがあるらしく、激しく身振り手振りを繰り広げていました。
 試合中も寒かったこともあり、イーグルスネストへ避難。ここはモニターがたくさんあり、どの席からも試合が見られます。ときどき映る日ハムベンチの中嶋さんを発見しニンマリしていました。

 4月30日
 今日も開場前からイーグルスネストへ。今日は外野フェンス前をトレーナーさんらしき人とランニングしてました。一塁側ベンチ前でアップが始まり、一応兼任なので中嶋さんもアップには選手(?)として参加。その姿も客席の隙間から見ながら開場時間を待ちました。
 鶴岡選手はブルペンに居たのか不在で、中嶋さんは何故か森本選手相手に外野ノックをしてました。というか平野コーチにノックの仕方を教わっていたという感じでしたが。その後、高橋選手相手にキャッチャーフライのノックをしていましたが、相変わらずノックが下手でボールは客席へ・・・上達してません。鶴岡選手が来てキャッチャーフライの練習をするときは白井コーチがノックしていたけど、白井コーチもボールを客席へ・・・。やっと真上に上がったボールを鶴岡選手が落球してしまい中嶋さんは大爆笑していましたが、中嶋さんがちゃんとノックできれば鶴岡選手も上達するのに、これってコーチ失格?(笑)

 練習前のアップにも参加していて、打撃練習もしている中嶋さん。選手登録される事はあるんでしょうか〜。




  2007年 4月20・21・22日 東京ドーム3連戦
 20日。
 今シーズン、公式戦初観戦。
 公式戦でコーチを務める中嶋さんを見てきました。選手時代と違う最大の点は、守備中はほぼ100%ベンチにいるところ。その間は基本的に座ることなく、立ったままバッテリーを見つめています。逆に攻撃中はベンチにはほとんどいませんが、守備になると必ず裏から出てくるので、あれではブルペンで投手の球を受けてはいられない気がします。そして合間には手帳。かなり手帳。姿が見えない攻撃中も、裏で書いてるんじゃないかと推測。
 7回表、ピンチから戻ってきたダルビッシュ投手が中嶋さんに歩み寄って何か聞いていたのですが、聞こえにくかったのか少しかがんで耳を近付けてました。中嶋さんを小さいと思う機会は滅多にないのですが、さすがダルビッシュ投手にかかるとマイナス14cmですね(笑)。
 8回表を抑えると手を叩いて、手帳を開いて座ってうつむいて書き始めてはスコアラーさん?にいろいろ尋ねている(試合中によく見た風景)。
 9回表が終わったら、立っている定位置からなぜかこれまでとは違うダルビッシュ投手定位置の隣に引っ込んで座ってうつむいて書き込み。戻ってきて隣に座ったダルビッシュ投手が水を飲みながら中嶋さんを見ているのに、中嶋さんはうつむいたままで特に話している様子はないままダルビッシュ投手は裏に。
 9回裏はさすがにベンチにいる。ちらっと守備中の定位置に立ったりしてたけど、直後にはベンチ後列で腕を組んで少しずり落ちて顔を埋めている姿勢は去年までのベンチにいるときのいつもの感じ。

 21日。
 中嶋さんが試合前の円陣に参加せず、ベンチの隅でメモを取り続けるシーンに少し胸が痛い。
 試合中は、直前にパスボールをした鶴岡選手が戻ってきたときに少し何か言ったり、死球でランナーが出た場面で「腕を振れ」のジェスチャーをしたり。用事があり私は途中まで。

 22日。
 ベンチで隣にやってきたガンちゃん岩元氏と話している。「今日の実況中に話が出るのかなぁ、聞きたいなぁ」と思う。そして2人してうつむいてずっと手帳に何か書き込んでいる。
 今日は円陣に近寄って、しかしやはり参加するわけではなく、グラウンドの高さにいる選手たちに、ベンチの中から何か言っている様子。コーチの立ち位置なんだろうか。
 試合中、表を終えて戻ってきた鶴岡選手にフォークかツーシームの握りをしながら何か言っている。同時に佐藤コーチも鶴岡選手に向かって何か言っていて、若者へ2人がかり(笑)。
 6回にグリン投手がアクシデント?で交代。中嶋さんはにわかに忙しそうになり、慌てた様子で裏から顔を出したり引っ込んだり。
 佐藤コーチの隣で手帳に何か書きつつ中嶋さんが何か言ったらしく、佐藤コーチが笑いながら中嶋さんの首のうしろに手でパシンとツッ コミを入れ、中嶋さんもかなりな笑顔で楽しそうにやりとりしたり。

 中嶋さんが出ない試合なら何度だって見ましたが、「現役でそこにいるのに試合前の連携に参加しない」という状況は初めてで、ある程度長く見ていても、いつになっても未知の思いを味わえるんだな・・・と複雑な感慨を抱いていました。

 2007年度版のファンブックを読みました。見開き2ページ。
 「好きな言葉:特になし」「注目してほしいプレー:投手陣とのコンビネーション」だそうです。注目してますよー!
 
 ところで22日には、中嶋さんと同期入団の現ロッテ・高木投手がプロ入り21年目で初のFA権を取得しました。現役では中嶋さんとただ二人の『阪急』に在籍した選手です。「自分が取るとは考えたこともなかった」そうですが、2度の自由契約を乗り越え、地元である4球団目での初取得には巡り合わせの妙を思います。24日には日本ハム戦で投げていた高木投手ですが、試合前に中嶋さんと言葉を交わすようなことはあったのでしょうか。
 ・・・中嶋さんが初取得したときのことをどうしても少し思い出します。もう10年かぁ。




  2007年 4月12日(木) イチローvs松坂 再び
 ボストンレッドソックスの松坂大輔投手が、マリナーズのイチロー選手とメジャーリーグでの初対決を果たしました。
 この初対決について、某番組で予想を求められた中嶋さんは「初球はまっすぐでしょう」と言っていたのですが・・・結果は果たして、カーブでした(笑)。You Tubeのとくダネ!画像。
 このとくダネ!だけでなく、ニュース23には前日の11日、当日の12日ともにインタビューがあったそうで、12日は5秒そこらだったものの「初球からああいう抜いた球を投げるのは変わってないなと思いました」というようなことを言ってたそうです。(11日の内容は不明)
 日本ハム公式ページの試合結果・広報レポートにも「取材にひっぱりだこの中嶋選手兼コーチ」の画像が。この広報レポートにもありましたが、中嶋さんはイチロー、松坂両選手とチームメイトだった経験のある唯一の選手なのでした。そして私にとっては大スターの両選手は、その偉大な実績に増して「中嶋さんとじゃれてる笑顔をたくさん見たな〜」という印象が強い2人だったりします(笑)。




  2007年 4月6日(金) 怪物 海を渡る
 ボストンレッドソックスの松坂大輔投手が、大リーグ初登板で初勝利を挙げました。
 その関係で彼の軌跡を追った報道があふれ、彼のNPBデビュー戦やイチローとの初対決の映像が流れます。
 ・・・するとそこにいるわけです、中嶋さんが。
 ほとんどが三振奪取シーンを切り取っているため、捕球してはさっと立ち上がってベンチに戻って行く一瞬の姿ばかりですが、当時も見ているはずなのに今改めて見るとじわりと震えます。どんなにハラハラしても、勝負の現場、グラウンドにいる姿が見たいです。

 そして翌日にはこんな記事を発見。
 ”昨年6月、中嶋兼任バッテリーコーチを通じて、現レッドソックス松坂からグラブを渡された。05年6月27日西武戦(札幌ドーム)で初めて投げ合い、勝利した。実力を認められ「ほしいものがあったら言って」と言われた。グラブをリクエストし、約1年後に松坂の名前が刺しゅうされた一品を手に入れた。今も“戦利品”として寮に飾っている。”
 通じて渡されたというより、この経緯自体が、中嶋さんがいたからこそ生じたんじゃないかなんて、うがちすぎかしらん。初対決の前に松坂投手に「うちのダルビッシュが勝ったら、何かくれよ」とか言ってて、松坂投手が律儀にそれを守った、みたいな(笑)。




  2007年 3月29日(木) 登録抹消・・・
 開幕から一週間も経たない29日、中嶋さんが一軍登録を抹消されました。
 日本ハムが北海道に移転して以来丸3年間、唯一登録抹消のなかった選手が中嶋さんでした。
 それが兼任コーチとして開幕を迎えて一週間も経たない今日、突然の抹消です。
 もちろん高橋選手の好調な打撃と、前夜の鶴岡選手が去年の中嶋さんのように武田久〜マイケルの勝利の方程式リレーを支えた働きから「捕手はこの2人でいける」と首脳陣が判断したからなのでしょう。from道スポ
 ただ何が普通の抹消と違うかといえば、中嶋さんは鎌ヶ谷に行くわけではなく、一軍バッテリーコーチとして一軍遠征に帯同し続けるわけです。でも、選手登録されていないので試合に出ることはない。それは実質上、専任のコーチ状態になるわけです。
 現役でそこにいるのに、試合出場の可能性がないというのは切ないです。どうか再登録の機会が訪れますように。

 コーチ専任・・・の中嶋さんは、守備の時はブロックサインを出したりしてもいましたが、リストバンドが無かったり、ずっとグラウンドコートを着ていたり。そんな中、鶴岡選手の動きが中嶋さんに似てきたともっぱらの噂。ピッチャーに声を掛けるタイミングや声を掛けているときの仕草が。私は審判を振り向いてボールをもらう動きがツボに入ってしまいました。
 以下、地元開幕3連戦について、掲示板でいただいたレポを編集して転載させていただいています。いつもありがとうございます。

 3月30日(金)
 開場前の時間、Hanaテレビで札幌ドームから中継。岩ちゃんがグランドからレポートしていたら後ろを中嶋さんが通り、岩ちゃんのお尻にボールをぶつっけて通り過ぎていました。
 球場では開幕セレモニーが始まり監督・コーチ・選手紹介があるも、またもや中嶋さんは不在。試合が始まり、延長になって終わるまでの間、ホーム側の席からは1回も中嶋さんの姿を見ることはできなかったそうです。

 3月31日(土)
 開門は10時30分、一塁側だと待たずにすぐ入場できます。そして三塁側で鶴岡選手を指導している中嶋さんを発見。鶴岡選手への指導が終わりベンチのほうへ帰りかけたら、飯山選手が話しかけてきて今度は飯山選手相手に返球の練習をしていました。
 飯山選手は控えのキャッチャーがブルペンに行って不在のときはイニングの間の投球練習の相手をしています。キャッチャーがイニングの最後のバッターの時やランナーとして塁に残ったときは、準備が出来るまでグランドでの投球練習の相手もしないといけないんです。だから、中嶋さんに座った状態での返球の仕方を教わっていたと思われます。千葉マリンでの開幕戦で、高橋選手が塁に出ていたため準備に時間がかかっている間にダルビッシュ投手はマウンドへ・・・。飯山選手は「俺が行くの?」って感じで何度もベンチを確認しながらホームベースに行って準備が出来るまで投球練習の相手をしていました。
 日ハムの守備練習が始まったらベンチに中嶋さんの姿が。守備練習が終わり高橋選手と一緒にベンチの奥へ。ブルペンに行ったんでしょうか。
 試合が始まりベンチ観察、でも座った席からベンチが見にくくファールボールも飛んでくるので試合をちゃんと見ていないと危険であまり観察が出来ません。それにしても中嶋さん攻撃のときはベンチに居ません。どこに行っているんでしょうか。ベンチ裏で休憩しているとも思えないし、やはりブルペン?気になります・・・。

 4月1日(日)
 今日も開門は10時30分。中嶋さんを探したら、外野でネット越しでず〜っと西武の西口選手とお話ししていて、練習姿は見られず。選手としての姿が見れない分、コーチ姿を見たかったのに・・・。他には西武のコーチと冗談を言い合って、バットを投げつけられて『キャー!』って感じで逃げてく後をダルビッシュ投手がニコニコしながらついていく光景なんかは見られたそうですが。
 そして試合。一塁側も上段での観戦だと、ベンチがよく見えます。やっぱり中嶋さんは攻撃のときは居ません。6回が終わったあたりで佐藤コーチの横に行ってスコアボードを指しながら何やらお話し中。打順を考えながら投手交代を相談している様子でした。
 武田久投手が3点を取られたシーンで、中嶋さんがベンチから『肩ノチカラヲ抜ケ』というジェスチャーを出していたそうです。マイケル投手のときも同様のジェスチャー。
 そんなこんなでホーム初勝利。監督に握手を求める前に、自分の腿のとこで手をゴシゴシ拭いている、らしい姿が見られたそうです。ただ、勝ち試合のときには、グラウンドにいる中嶋さんをやっぱり見たい。




  2007年 3月27日(火) Happy Birthday!
 今日は、中嶋さん38歳のお誕生日です。
 ・・・おめでとうございます。今もそこにいてくれるということが、本当にすごいです。




  2007年 3月24日(土) 開幕
 とうとう開幕です。
 関東だったにも関わらず球場に行けなかった今日、悔しさとそわそわとわくわくでない交ぜになりながら「結局は中嶋さんがそこにいてくれることがとても嬉しいのだ」と改めて気付いてしみじみと幸せを噛み締めました。選手で21回目、兼任とはいえコーチで初めての開幕です。

 私は球場には行けなかったので、掲示板でいただいたレポを編集して転載させていただきます。ありがとうございます。

 練習時間、三塁ベンチ前でコーチのお仕事。高橋選手を指導し次は鶴岡選手。中嶋さんの打撃練習は見られず、そもそも打撃練習したのかちょっと疑問?
 試合前にセレモニーがあり、監督・スタメンの選手が呼ばれ三塁ベンチ前に整列し(先発投手&キャッチャーはブルペンで練習中のためいつものように不在)、次にコーチ&ベンチ入りの選手が同じように整列しましたが中嶋さんはいませんでした。佐藤コーチもいなかったのできっとブルペンにいたと思われます。ダルビッシュ投手のことが心配だったんでしょうか。
 試合中、高橋選手がファールチップのボールが当たりかなり痛がっていたら、トレーナーさんと一緒に中嶋さんも高橋選手のところに。今年からはこんな場面でも登場するのかと思い、試合中も気が抜けません(笑)。

 ところで前日、開幕投手ダルビッシュの練習を取材した各紙が見事に同じ場面の写真を使っていて笑ってしまいました。リラックスしている笑顔をとらえられたのが、この瞬間だったんでしょうか。
 @北海道ニッカン
 Aスポニチ北海道
 Bデイリースポーツ
 Cサンスポ
 とり急ぎ貼ってだけみました。仲良いんだなぁ・・・。




  2007年 3月20日(火) オープン戦最終戦
 東京ドームのオープン戦最終戦に行ってきました。
 仕事帰りだったので、東京ドームに入れたのは7時で試合は既に中盤。
 
 着いてグラウンドを見下ろすなり、32がホームベース上で球を受けていて驚きましたが、よく見るまでもなく防具なし。直前が打席だった高橋選手の準備が整うまでの間でした。
 結局中嶋さんの出場はなく、終盤まではベンチにも姿はあまり見られず。
 ただ、イニングの合間にベンチに戻ってきた高橋選手に声をかけたり、監督のいる端に見え隠れするぐらい。
 後半にブルペンが落ち着いて?ベンチに現れてからは、後ろの方で何だか今日は笑い上戸だった佐藤コーチと二人でひとつのものをのぞきこんで一緒に笑う姿がほほえましかったり、はたまた険しい顔をしていたかと思えばタイムリーにぱっと笑顔になって打った選手を出迎えにひらりと前に飛び出すいつもの軽やかさ。 オーウェンコーチの隣に座って、2人でストップウォッチを使ってはオーウェンコーチが中嶋さんのを覗き込んでました。計測指導中?
 終了間際はずっとうつむいて例の手帳に書き込み。消しゴム(多分)使ってるのを初めて目撃。
 そしてなぜかヒルマン監督が32のグラウンドコートを着てました・・・。貸したの?




  2007年 3月17日(土) ベテランの仕事? そして秋田さきがけ
 この日の試合前、ルーキーの金子外野手は中嶋さんに連れられて中日の中村紀に挨拶に行ったそうです。長くやってて顔が広いと、こういう面倒も見るんですね(笑)。
 あいさつの後、金子選手は「長いバットを使ってました。中嶋さんがあとで3本くらいもらえる、と。明日言ってみます」なんて言ってたようですが・・・”あとで3本ぐらい”という兼任コーチの具体的なちゃっかりさ加減がたまりません。from北海道ニッカン
 →後日談。本当に翌日もらえたそうですが、試合で使ってみたら「重かった」そうです(笑)。頑張れ〜。

 試合前は中嶋さんと鶴岡・今成選手の3人でずっと一緒に練習していて(高橋選手はスタメンのため別行動)、とっても楽しそうだったそうです。
 日ハムの練習が終わって選手たちが引き上げていく中、中嶋さんは一人でグラウンドに残り、中日のコーチの方々に挨拶(?)回り。最後に(たぶん)谷繁さんと長話して裏に。
 今回も巨人戦と同じく試合中はひたすらメモメモメモ・・・だったそうです。

 そして秋田さきがけ新報、数年続いていた春先の県選手紹介記事が去年はなく、残念に思っていたのですが今年は復活! 「球春いざ本番」
 ”「言葉にするのが難しいね」と苦笑交じり”とか、何だかしみじみ読んでしまいました。
 ちなみに同球春記事、2004年分。他の年のものは今では見つけられず。




  2007年 3月15日(木) オープン戦 at千葉マリン
 試合開始前の練習風景、中嶋さんは三塁ベンチ前で鶴岡・今成の若手2人にノック。ボールを真上に打ち上げるノッカーにとって難しいノックとはいえ、中嶋さんのノックの腕前は・・・。オフにも鎌ヶ谷で練習していたはずなのですが、真上に上がるのは3〜4球の内1球ぐらい。空振りするのはまだいいけどボールはスタンド・外野・とあっちこっちに飛んでました。でもせっかく真上に上がったボールを鶴岡選手は何度も落球して中嶋さんに笑われてました。
 途中で今成選手は打撃練習の準備でベンチに消え、代わりに高橋選手が加わって練習。ノックの他捕球・送球等の練習をしてました。

 練習終了後のベンチでは、中嶋さんは義則さんと並んで黒い手帳片手に試合を見ていて、そばにはいつも今成選手がいました。彼は日ハムが守っている時は義則さんや中嶋さんとずっと喋っていました。きっと若手はこうやって配球やリードを覚えていくのだと思いましたが、家庭環境もあるとはいえ物怖じしない姿はキャッチャー向きかも?
 途中で中嶋さんはブルペンとの連絡用の電話を何回か使っていました。今年はシーズン中も見られる光景でしょうか?
 試合は7回表が終わって8対1でロッテがリード。今日は出番はないかと思っていたら、7回の裏から登場してちょっとビックリ。
 押本投手・伊藤投手ともにテンポよく投げてともに三者凡退で終わり。8回表の攻撃のとき「誰か1人塁に出れば、中嶋さんに打席が回ってくる」と思ったら、9回に打順が回ってきました。初球を打ってライト前ヒット(これで打率10割)、飯山選手のタイムリーで得点も1。戻ってきてベンチの選手とハイタッチ、この日出番のないマイケルとは両手でハイタッチしていました。




  2007年 3月10日(土) オープン戦
 開幕当確と目されるダルビッシュ投手が先発。5回100球を投げ、直球の制球に苦しみ6安打3失点も、「変化球でストライクをとる」という課題はこなして7奪三振、球自体は悪くなかったとのこと。

 似たような記事が2つ出ていました。
 ”ダルビッシュがいつも助言を求める中嶋バッテリーコーチも「投げてみないと分からない投手だったのに、今年は違う。今日が(調子の波の)底じゃないの」と語った。”from道新スポーツ
 ”降板後は中嶋選手兼任バッテリーコーチに助言を求め「今の状態が底。バタバタしなくていい」と背中を押された。”from北海道ニッカン
 揃って「助言を求める」と。いつもの光景のようですね
 スポニチにも”「投げてみなければ分からなかった、昨季の今ごろと全然違う」と話す。”とコメントが載っていました。

 そして公式サイトには「朝の新聞チェックは欠かさない中嶋コーチ兼捕手」を斜め後ろからとらえた写真が。真正面だと逃げられてしまうから?なんていらぬ勘繰り。
 今までのバス内の指定席は一番後ろかその前だったそうですが、これは運転席のすぐ後ろみたいですね。監督が一番前だと思われるので、コーチとしてはその近くに座るものなのでしょうか。




  2007年 3月4日(日) オープン戦初出場
 掲示板でいただいた、この日の道スポの記事。
 ”今季からバッテリーコーチを兼任。昨年までとは180度以上違う!?生活に 「キツイ、キツイ」。
 8回裏の守備からオープン戦初出場し、昨年見慣れたクローザー役に徹した。8回に1点を失って引き分けに終わったが、やはり存在感は抜群。
 「いろいろとやることが多いんですよ。これから?もちろん頑張りますよ」と、コーチ兼任選手はベテランの味を出し続ける。”
 9回を投げた武田投手について、”先頭のオリックス筧に対しては貫禄の投球で空振り三振に切って取った。しかし、その後がピリッとしなかった。(中略)一死満塁。サヨナラの大ピンチを迎えてしまった。
 昨年、幾度となく訪れた逆境をはね返してきたタフネス右腕。「今日はコントロールも、何もかもすべてダメ」と自己評価は厳しかった。苦しいマウンド上で、目的意識を無失点に抑えることに切り替えた。見つめるホームベースには昨年、二人三脚で歩いてきた中嶋が、頼りがいのあるボディーランゲージで引っ張っていた。
 球威も変化球のキレも武田久にとっては点数も付けられないぐらい低調だったが、切り抜けるすべは、体にしっかりと染み付いていた。落ち着いて後続を投ゴロ、遊ゴロに打ち取り、無失点に切り抜けた。「今日はそれだけです」と武田久。
 だが中嶋は「良くないなりにゼロで抑えるんだから、久だよね」と評価した。”

 私は前日から家の用事で神戸にいたので、大好きなGS神戸・・・もといスカイマークスタジアムで観戦していました。
 兼任コーチにもなったことだし、この時期ではまだ出番はないだろうと思っていたので、8回表が終わったときに中嶋さんがホームベース上に現れたときには嬉しい驚き。思いがけずバックネット裏から、おなじみの仕草を堪能しました。
 出番の前はブルペンで、試合で受けた2人以外にもマイケル投手の球を受けたりしていました。武田久投手もその時点では明るい笑顔だったんですけどね。でも中嶋さんの言葉のように、悪いなりに抑えるのがすごいです。この日は自分の出番もあったせいか、最近大活躍の手帳書き込みはそこそこでした(少なくとも見える場所では)。
 試合前の連係では、初めて見る「H」のロゴ(おそらくミットで使用しているハセガワ)がついた真新しいレガースを着けていたのですが、ブルペンや試合ではこれまで見たミズノのレガースでした。
 とても天気のいい日で、春先だと油断していたらえらく焼けてしまいました。客席ものどかで、ブルペンも最前列で見られたり。本拠地として使われなくなるなんて、残念すぎる話です。




  2007年 2月〜 キャンプネタ細々
 下の執拗なテキストには呆れたりドン引きされたりしそうです。
 いつも見たものをあまりにもすっからかんに忘れてしまうので、途中から携帯でメモを取るようにしたらこんな風になってしまいました。ほどよい加減というものがない人間だということを露呈しまくりです。
 そして走り書きの編集に時間を費して更新の時機を逃しつつある今日このごろ。残念なことに、時間がかかったわりにあの楽しさはなかなか伝えられません。
 
 そして以下はレポート以外の、ネット等で拾ったキャンプ中のネタ細々。
 すっかりダルビッシュ番のような勢いでニュースチェックをしている私がいます。
 
2月10日
 ”『ダルビッシュ 中嶋のペースで109球』
 ダルビッシュがブルペンで掛け合い漫才を演じた。80球を超えたところで捕手が今成から中嶋にスイッチ。3球投げて降りようとしたが「ハイ次、次」と尻を叩かれ続投し、その後も球数をたずねると「あと3つ投げたら教えるわ」と完全にベテランのペースに巻き込まれた。結局109球を投げ終え「中嶋さんとはいつもあんな感じ。うまく付き合わせてもらってます」と苦笑いだった。”fromスポニチ。
 もう、ツボに入ってしまって仕方ない記事。「うまく付き合わせてもらってます」という発言こそナマイキ風味ですが、嫌がってたらあんなに懐いてないと思うので、ちょっと負け惜しみかな、と(笑)。
 投球途中に八木投手と目が合ってしまい、思わず吹き出して投球動作を途中でストップ。受けていた中嶋さんに「いや、目が合ってしまって…」と思わず言い訳をする場面もあったとか。
 この日はストライクゾーンを確認していたそうですが、外角を使った投球について”中嶋捕手兼バッテリーコーチは「(シーズンで)投手がストライクを取られず『えっ』となる方が怖い。もう少し実戦で見ないと」と慎重を期した。”とか、普通にコーチな記事も貼っておきます。
 
2月12日
 ストップウォッチ片手に「かくんっ」となるフリをする中嶋さん(状況は不明)がYahoo!動画の「雨天練習 今だ無し! みんな明るく絶好調!!」の03:11で一瞬、見られます。どういう流れなんだか。

2月13日
 またもやダルビッシュ投手ネタ。この日、ダルビッシュ投手が「人生初」の最高球数160球を70分間、テンポ良く投げ込んだ相手も中嶋さんでした。
 そもそも「120〜130球と考えていた」ところを、中嶋さんに乗せられヒートアップ、だそうです(笑)。でも本人も「最後まで疲れなく投げられました」とも。
 そして普段は辛口の佐藤コーチも「意味のある160球だった、パーフェクト」と大絶賛すれば、中嶋さんも「しっかりコースに来ていたし、のっていた」と。
 北海道のラジオ番組のレポートによれば、中嶋さんは時折『なんだ!この球はー!』とか、『どこ投げてんだー!』などと叱咤し、かと思えば『いいねぇ〜』と持ち上げたりしていたそうです。そして佐藤コーチも『そんなん、誰でも放れるワ!』とか、『この、器用貧乏が!』なんて言ってたそうですが、ダルビッシュ投手は中嶋さんに増して佐藤コーチのことが好きみたいなので、叱咤に込められた親心がしっかり伝わっているってことなんでしょうね。
 ああ、ダルビッシュ投手株がどんどん上がっていきます。
 
2月20日
 「荒れ球が持ち味」というルーキー山本の話をしていた中嶋さんが、隣で取材を受けていたルーキー宮本投手を指し「ここにも荒れ球がいるやん」と発言すると、宮本投手が「はい、キャッチャーがゴールキーパーになります」と持ちネタで応じた・・・という記事が北海道ニッカンに。
 うん、確かに荒れ球だったよ、中嶋さんがわざわざマスクを着けるぐらいね・・・と遠い目。しかし兼任とはいえコーチ相手にそのネタはありなのだろうか。

2月21日
 とうとう紅白戦に初出場。
 同試合での今成選手の盗塁阻止については『普通、普通、普通』の返答。そして自身の2打数2安打については『普通、普通・・・、いや、まぐれ、まぐれ、まぐれ』の返答。宿舎でのミーティングのため、走りながらの移動中に取材された関係で、こんなかわいいコマ切れコメントになっているようです(笑)。

2月22日
 Yahoo!画像の「第5クール終了 雨で予定が…でも!」の4:17から、ブルペンで球を受ける姿がそこそこしばらく見られます。各動画に直にリンクを貼る方法がわからないので、タイトルで探してください。
 それにしてもこのYahoo!画像を保存する方法はないものでしょうか・・・。

 オープン戦も始まってしまいました。新任兼任コーチの奮闘が、良い結果に結びつきますように。

2月27日
 Yahoo!画像の「ついに…キャンプ最終日」(同タイトルが2つあるうち5:28のほう)の4:53、一本締めの後にダルビッシュ投手と中嶋さんがじゃれてる風景がちらっと。この画像は他の部分にも中嶋さんちらちら映ってます。




  2007年 2月8日(木) 第2クール3日目
 9:30、グラウンドに登場。八木投手は帽子を取って挨拶してくるけれど、ダルビッシュ投手は取らずに挨拶。このへんにキャラの違いが(笑)。
 トレーナーが差し出しているメニューか何かの紙を指し示す、手指の動きに飽きもせず釘付けになる。よく捕手の手は傷だらけだと言われるし、実際中嶋さんも手術していたりしたのは知っているけれど、そんなふうにはとても思えないきれいな手だといつも思う。本当の間近で見たことがないからかもしれませんが。そしてファンの欲目と言ってしまえば全くそれまでですが(笑)。
 09:45アップ開始。一塁側でのダッシュまでは昨日までと一緒も、続くライトでのキャッチボールに現れない。どこ?とキョロキョロしていると、10:10に防具を着けて三塁側に現れて、メイン球場を出てブルペン方面に移動。
 私も急いで移動。選手たちと違って、いったん観客席から外に出なければいけないので時間がかかる。
 10:20まだブルペンには現れないが、おそらく芝生でキャッチボールをしていると思われる音が聞こえる。なぜそれを見ないのかというと、ブルペンのファン用見学スペースはけっこう人だかりがあることも多いので、早めに行って場所を確保しておかないと肝心なときに何も見えなかったりするから。
 10:22、ブルペンへ。伊藤投手の相手を少し務めると、10:30にはさっさとブルペンを出て伊藤投手とメイン球場に戻る。途中でOBの片岡氏と会って握手。ブルペンに誰がいますよ、など気安く話している。チームメイトだった時期こそないものの、学年ひとつ違いで同じリーグに10年以上だから当たり前か。
 三塁側でキャッチボール開始、10:35から伊藤投手がシート打撃に登板、10:50までその球を受けてました。

 田中賢介選手と一緒に鶴岡選手の守備練習を見て、笑いながら顔の前で握りこぶしを重ねて「鼻が伸びる」ジェスチャー。内容は果たして天狗かピノキオか、不明。
 10:52、一塁側ベンチで防具を外して裏に入ってから姿が見えない。ただ、外された防具がそこに見えているから待てる。そういう手がかりがないとどこに行ったのかと右往左往することになる。白井コーチが鶴岡選手に試合前みたいな垂直フライを打ち上げている。
 11:04、バットを2本持って出てきたところで、平野コーチとトレーナーと、10分以上の長い立ち話。
 11:20、ようやくティー打撃開始。ネット裏にいた評論家?(見たことある人なのに思い出せない・・・後でわざわざ近くに下りてきて話していた)にヘルメットを取って挨拶。11:30に終了、また裏へ。
 次に出てくると、ベンチで黒いナイキのバッティンググラブをはめている。そういえば捕手モードのときよりリストバンドが短いような気がする(気のせいかも)。バッティングゲージの後ろでバットを支えに片足立ちの、いつものポーズで待ちつつ、岩本通訳としばらく話していました。
 11:45からバッティングゲージに入ってフリー打撃開始。終了後、紅白戦前の昼休みなので片付けの球拾いに参加していたら、淡口コーチに「中嶋ー」と呼ばれて離脱し、11:54に裏へ。

 キャンプ初の紅白戦だからか、ファームの国頭球場からも捕手が来ています。
 参加捕手は白のホームユニが今成・渡部、灰色のビジユニが鶴岡・駒居の4選手。高橋選手は不在。
 12:13、ファウルゾーンに出された臨時ベンチ(バス停にありそうなやつ・・・)に中嶋さん登場。投内連係練習をする捕手の少なさに「(各自が)ずいぶんやれるじゃん、頑張れ」的な声をかけてました。ちなみにユニフォームはコーチモードの黒。平野・大村コーチと話しながら、お尻のポケットから黒くて縦長のコーチ手帳を取り出す。中嶋さんがこれを持っているのを初めて見たので、わ〜コーチだぁ、と今さら実感。
 12:25、円陣を作る。中嶋さんは白ユニチームのコーチ。12:30、大村コーチと一緒に今成選手にちょっと話。暑いのかベンチ内で半袖を肩までめくっている、白い!
 渡部選手に話をしようとしたら、ちょうどのタイミングで試合のアナウンスが入りずっこける仕草。
 スタメンマスクは今成選手、ランナーが出たらもう中嶋さんを見まくり。中嶋さんも当たり前のようにハイハイと指示。白井コーチに何かを指示されて頭上で三角?か拒否?のジェスチュア。そして試合の展開を見てかあの黒手帳にメモを始めました。中嶋さんが右手にボールペンや手帳を持ったままの姿がやっぱり何だか珍しくて新鮮。顔に添えられる左手指はやっぱりきれいに見える。
 先発の菊池投手が打ちこまれると、後半に出場するだろう渡部選手を「頑張れよ」というように笑顔でポンポン、と叩いてました。
 イニングを終えて戻ってきた今成選手と話している後ろにまたなぜかマイケル投手。半袖をめくった肩はやはり白くて、噂の五輪タトゥーがよく見ました。
 その後、中嶋さんの背後にダルビッシュ投手が現れ、ずいぶん話しかけてました。
 また手帳を取り出し、最初は飲み物の机に座って書き込んでいたものの、その後パイプ椅子に座っていたボールボーイをどかして(笑)、そこで書き続ける。他のときにはしゃがんでも書く。書き終えて手帳のファスナーを閉める手つきすら珍しく。
 かと思えば臨時ベンチに移動して、すごい勢いでサインを出している。「うわ、コーチだ!」と改めて思う。
 ところで、ファールが飛んだ方向にいた選手たちがわっ、とよける姿を見た白井コーチが「お前らツキねーんだから当たんねーよ」なんて言っててまた笑ってしまう。白井コーチのノックなんかは万事がこの調子でとても面白いです。閑話休題。
 13:44、中嶋さんが逆ベンチに移動すると、またダルビッシュ投手が隣に来て話している。再度白ユニ陣営に戻っては、渡部選手のミットを借りて橋本投手の相手をしたり。試合は6回で終了。
 試合後は選手・コーチが二塁後方あたりで集まってミーティング。後半は投手・捕手だけの話が続き、佐藤コーチに続いて中嶋さんが何か話し、解散。那覇での所用と帰路の関係があり、ここで球場を後にしました。




  2007年 2月7日(水) 第2クール2日目
 9:35に着くともうアップが始まっている。ダルビッシュ投手とじゃれ、八木投手と投球前の口を隠す仕草について?盛り上がっている。
 9:50、スウィーニーを構ったりしつつ、清水投手が帽子を取って挨拶していったり。
 10:00、一旦ベンチ裏に戻った後、三塁側でダッシュ。10:06に再度着替えで裏に。
 10:14、ベンチ前で白井コーチの話。
 10:15、ライト線でのキャッチボール開始。
 その後の投内連係に今日はプレーでも参加している(というか、昨日はいた駒居選手がいない)。ただ、相変わらず一人でマスクなし。
 ところで、プロテクターを着ける動作を初めて後ろから見た。頭からかぶって、背中に垂れたベルト部分を脇からのベルト部分とジョイント?でパチンと留める、その手がわずかの間に背中に垂れた先を探るんだなと。10:45終了。
 ここで裏に消えるときに、思い出したようにグラウンドにミットを残して行ってくれたので「ブルペンに移動!?」などと右往左往しないですみました。いつもこのへんで判断を誤って姿を見失ってしまうのです。

 10:47から10:52ぐらいまで三塁側でファウルゾーンで、若手捕手を相手にノック。ガンちゃん岩本氏がやってきていて、中嶋さんへボールを手渡す係を務めながら、主にお客さんへ向けてマイクならぬ肉声パフォーマンス。
 いいプレーを見せた鶴岡選手に絡めて、かなり堂々と下ネタを飛ばした瞬間「それはちょっ、・・・!」という感じで反射的にスタンドを気にする中嶋さんが超・かわいかったです。多分あれは女性・子供の存在を慮ったのではないかと(笑)。
 先日に引き続き、鶴岡選手に「触ったら捕れ!」と言う中嶋さんに対しては「昭和初期のコーチだ、こえー」とか「まーなー、阪急のユニフォーム着てんねんでー」などの合いの手。しかし初期でもコーチでもなかったとはいえ、そう言われてみれば昭和にプロ入りした現役選手ってもうほとんどいないわけだ。
 そして引き続きの下ネタが飛ぶと、通りすがりの稲葉選手が「何が○○なの?」と空っとぼけて突っ込む。わかってるくせに!(笑)

 11:20くらい?から12:20までまた、状況別?の守備練習。中嶋さんは主に見ていたものの、参加もしていた。
 この日の名護はよく晴れて、帽子の上にのっけたサングラスが面白いくらい青空と白い雲を映している。
 12:25に午前の練習は撤収。中嶋さんは守備の動きをビデオに撮っていたスタッフと何か話していました。

 予定では午後は13:00からだったが、あてにならないと思っていたので昼食で外して13:10に戻ったもののその時点では姿はなし。
 13:20の走塁練習から合流し、13:31一足先に離脱してベンチ裏へ。
 13:37にノックバットを持って再度グラウンドに現れると、そこにいた白井コーチが中嶋さんに「お前、ノック(するんじゃなくて)受けるんだろ? 俺時間あるよ」と何度か言うものの、中嶋さんは笑うばかりでノックバットは渡さない。すると白井コーチが近くにいた評論家の栗山英樹氏に「つらくて厳しい練習のときだけコーチになるんだよ(笑)」と明るくこぼしていて、思わず笑ってしまう。

 そして13:40から13:52まで中嶋さんが打つ(笑)ノック。途中ダルビッシュ投手が顔を出し、中嶋さんが「あっち行け」というようにバットを振り上げるふりをするとダルビッシュ投手もよけるふり、みたいなじゃれあい。でも結局、ノック用のボールが入ったかごにもたれて少しの間見ていました。
 ノックの最中、中嶋さんはしばしば自分の打球に「あかん」とか「いかん」とか言っていました、確かに思ったところに飛んでいない気配が・・・新任コーチのご愛嬌ということで。
 その後トンボをかけ、若手へ話をして、14:00に裏へ。
 直後に一塁側ベンチに現れ、ビデオの使い方をちょっと試行錯誤しつつ鶴岡・今成選手と画像をチェックしている様子。マイケル投手が登場し、なぜかニコニコとそこにいる。
 14:10から、中嶋さんが先陣を切ってバント練習。バットをボウリングピンのように立てて目標にして、ラインを切れる鶴岡選手をいじってました。すぐティーに移動して、その後フリーバッティング。ゲージ交代の待ち時間に、OBの広瀬氏と話している。14:34に終えて裏に消える。

 14:48登場、一塁側でファウルゾーンで高橋・鶴岡・今成の3選手にボールを投げ、ショートバウンドを体に当てて前に落とす練習。
 その後、中嶋さんとブルペンスタッフ2人の3人がかりで交代しながら、ノンストップ間髪なしでボールをあちこちのコースに投げ、それらを全て捕球すべし!というかなりスパルタな練習(説明が難しい・・・)。投げ役がそれぞれ6つぐらい球を持って、それをどんどん投げるわけです。手元の球が尽きると交代して、残りの2人が投げている12球の間にまた6つつかんでは投げ続けるので、まさにマシンガン状態。しかも捕って落とした球が捕手側の足元にたまっていくのに、それを除ける間も許されずに動き続けなければならないので、踏んで捻挫でもしたらどうしようと見ていてちょっとハラハラ。投げ役たちは本当に楽しそうでしたが・・・。
 ただ、見た目にわかりやすい「特訓」だったので他のお客さんには受けてるようでした。連続捕球の数を観客がカウントしたり、投げ役の順番を決めたはずなのに「ではスタート!」というときに投げ役2人が同時にさっと構えて、高橋選手が「ちょっと待ってどっち捕るの!」となってみんなが爆笑、なんて場面も。
 あるとき、自分の番を忘れた投げ役がいてマシンガンが途切れたとき、中嶋さんに促されて投げたスタッフの大塚さんが「今の俺の番か?サメの番だろ?」と言っていて(確かに中嶋さんの番だった)、私は久し振りに中嶋さんが「サメ」と呼ばれているのを聞きました。確かにこのスタッフさんは中嶋さんより年上なんですが、他の年長者・・・佐藤・白井コーチなどは「中嶋ー」と呼んでいたので。
 ボールを入れたかごをまたいで座る姿が何だかかわいかった。それが15:15まで。

 15:17から鶴岡・今成選手が捕球からいかに素早く投げるかの特守。投げる際に前に踏み出すフォアステップ・逆に後ろに引くバックステップのどちらかを、球を投げ渡す瞬間に指示してそれにすばやく反射する、という練習。若手はそれなりに苦戦。15:30あたりから中嶋さんがやってみせることに。投げる鶴岡選手に「鶴岡コーチお願いします!」なんて言いつつ、さすがのお手本。ただ、鶴岡選手がどちらのステップを指示するタイミングを遅めると「えぇーっ」とふにゃり。「でも、さっきもこれくらいでしたよー」と鶴岡選手が逆襲(でも実際そうだった)。その後鶴岡選手の質問に答えてお話。
 今成選手がどこかに行ってしまってから、中嶋さんと鶴岡選手は2人で今後の捕手メンバーのやりくりの話なんかをしていた様子。中嶋さんは鶴岡選手に期待・・・というか、自分と一緒にチーム全体を見て欲しいと思ってるんだなー、と感じる会話でした。15:40くらいに裏に消え、この日は終わり。




  2007年 2月6日(火) 第2クール1日目
 球場入り時の中嶋さんがYahoo!動画の「第2クール開始 選手達は…?」の00:36〜で見られます。
 現在の調子を問われて「仕上がり早ぇ〜、ってカンジ。(おそらく「そうなんですか?」的な反応に)俺にしたら早いです、かなり」。比較的静かな、これぐらいのトーンの声ってあまり聞くことがないのでリピートで堪能・・・。

 球場に貼ってある予定表記載のアップ開始時間9:45より前からライト側で、幸雄さんとヒソヒソ話したりしながら身体を動かしています。50分くらいに三塁ベンチ側に移ってちょっとダッシュ、マイケルと話したり。
 10時に一瞬姿を消すも、間もなくレガースを着けて出てきてライト側でキャッチボール開始。トレーナーと会話したりしながら、タイミングがいいとキャッチボール相手の高橋選手に「今の球いいよ」とか低い声で言っているのが聞こえる。たまに大きい声で「ホワーイ○○!」と言っていたものの後半不明、隣のグリーンへかな?
 10:20から投内連係練習開始。準備して他の捕手陣と同じ場所にいるけど、若者たちのプレーををすぐ後ろで見てアドバイスするだけ。気が付くと今日は国頭(ファーム)組のはずの駒居選手がいる。(そしてなぜか62・56の2人は30のレガースを着けている・・・)
 10:25、結局中嶋さんは一度もプレーはしないまま、呼ばれたような風情で駒居選手を伴ってメインからブルペンへ移動。

 10:40、ブルペンのテント内に登場。評論家の元G槙原氏と10分程も話しこんでいる。この日は江夏氏もいた。
 10:50から橋本投手を41球受ける。橋本投手に「スライダーちゃんと曲がってますか?」と確認されると「ちょっとだけ」と答える手の仕草がかわいい。
 パァン、といい音を立ててミットに入った一球に、中嶋さんが「よしいい球ー!」と声をかけると、投手の背後に立っている佐藤コーチがすかさず「ボールだもん」と落とす、その掛け合いが絶妙(笑)。
 11:04から相手の建山投手は、最初おどけて「お願い申し上げます。」と挨拶。
 しばらくして「何球投げました?」と尋ねる建山投手に、中嶋さんはニコッと笑って「教えない(笑)」と。ええっ、とすべる建山投手に中嶋さんは続けて「上と下どっちが聞きたい?」。「いや、両方・・・」と困る建山投手を無視して、中嶋さんの返事は「上はね、8」「下は7」とあくまでマイペース(笑)。
 90球あたりで区切りと決めた100球に達したものの、最後の一球も微妙。中嶋さんが「もっと行く?」と尋ねると、建山投手が指を1本立てて「もう一球」と。それはバシッと音を立てたものの、中嶋さんが「納得した?」と確認すると、建山投手は親指と人差し指でつまむ「あとちょっと」のジェスチャー。中嶋さんも立って軽く数球を受けつつ、結局101球で11:35終了。北海道新聞のこのシーンの記事。微妙に内容が違ってますが、これは事実がはしょられています(笑)。

 そしてまた槙原氏と話し、ブルペンを出ようとする中嶋さんに佐藤コーチが「(投手陣に)〜しろって言ったけど誰もしない、誰も俺の話聞いてねぇよ」とこぼすと、中嶋さんが「なんだ、言い忘れたのかと思ってた」と答えるやりとりが何だかほのぼの。佐藤コーチには「中嶋」と呼ばれています。
 一瞬ブルペンを出たものの、ルーキー宮本投手の球を受けるためにすぐ戻ってきました。ブルペンに捕手が4人ずらっと並ぶうち中嶋さんひとりだけがずっとマスクなしで球を受けていましたが、しばらくしてこの日初めてヘルメットを後ろに回したかと思うとマスクを装着(宮本投手の球が荒れてるから?)。捕れない球に宮本投手が詫びると「いいよ」と言いながら常に面白がっている、歯がこぼれる笑顔。「はいバランス!」「さっきの何?」なんて声をかけたり。中嶋さんが投球フォームについてアドバイスをすると宮本投手が「それでいきます!」といい返事をしていい球が行く。でもさっきから何度かそう言ってたのにな・・・?と思っていたら、やはり中嶋さんから「人の話聞いてないだろっ!」のお叱り、そこですかさず投手側の背後に立つ佐藤コーチがバットで宮本投手をコン、と小突く。絶妙な掛け合いでルーキーをかわいがっていました。
 決めていた球数?で中嶋さんが立ってマスクを外して「納得いった?」と訊く。「はい!」のいい返事にちょっと「あれっ?」という顔(だって微妙だった・・・けど、新人ががベテラン兼任コーチに「納得してません」とも言いにくいんだろうな)。95球。
 クールダウン?の近距離キャッチボールでも球があっちこっちに飛んでいく宮本投手に「おいおい」と怒る振りの笑顔。
 12:23にブルペンを出て・・・ランチかな。

 13:00、貼ってあったメニュー通りに、マシン打撃ドームの前で待っていたら、高橋・鶴岡・今成選手しか出てこない。次の走塁練習も駒井選手が加わったのみ。続いての外野の守備練習にもいない、と思っていたら、13:29にひとり上半身黒半袖ユニフォームのコーチモードで内野に出現(他の選手は白かグレー、中嶋さんも選手モードのときはその色)。白井コーチが打つ、田中幸・金子・稲葉選手というベテラン野手メンバーの走塁練習に混じってゆったりと楽しそうでした。

 その後またしばらく中に入り、13:49に一塁前のバント練習に出てきました。鶴岡選手が中嶋さんの年齢を話題にしているらしく、中嶋さん本人が「いや8、3月に」と答えるのが聞こえました(おそらく「今年で37ですよね?」的な質問だったのでは)。鶴岡選手が駒居選手に「37歳で○○してる(できる)と思う?」みたいなことを言っているのも聞こえました。彼らにとっては12〜3年後にあたります(笑)。

 13:57、ホームベース後方でのティー打撃に移動、その後フリーバッティング。(でもその前に白井コーチに「中嶋お前今日バッティングいいわ、駒井に時間やって」と言われてるのが聞こえたんだけど・・・。)ケージを移動して14:25に終了、何の話をしていたのか最後に膝でバットをへし折るジェスチャー。そして鶴岡選手にじゃれつかれつつベンチ裏へ。しばらく出てこない。

 14:45に中嶋さんが三塁側に出てくる、防具なしでサングラス・汗出しのコーチモード。
 マシンが投げて高橋・鶴岡・駒居選手が捕る姿勢をチェックしています(今成選手は特打?で不在)。
 最初は正面の低いガードに座っていたけど、10分そこらで捕球する若手の真横に一緒にしゃがんで指導。途中から高橋選手個人を見て細やかにいろいろ言ってるけど内容は聞こえない(こういうとき、球場に流れるBGMがかなり憎い)。
 15:15ごろから15:40まで、見ていて楽しい捕球トレーニング4種。やっているほうはつらそうです(笑)。
 @中嶋さんが中腰になった姿勢で、一歩後退するごとに片手のボールをひょいと前に投げ渡して、受ける選手はしゃがんだ姿勢のまま、コーチの後ずさりと同じペースで前進しながらそれを捕り、投げ返し、また受けと繰り返しながらしゃがみ進む(説明、本当に難しいですね・・・)。
 A中嶋さんがコロコロと地面を転がしたボールを、少し離れて向かい合っている捕手がパッと足を開いて真ん中にグラブをついて捕る。転がすスピードを中嶋さんがいじるので、ゆっくりにされるとパッと開いて着地してからこらえるのがつらい。速いと間に合わない。駒居捕手は手加減?なのかトスしてもらっていました。
 B股を割って背筋は伸ばした状態で、前から二人がかりで右・左とボールを振られるのを、ノーステップで体重移動しながら捕る。前屈みになる姿勢を矯正するべく、中嶋さんが鶴岡選手の後ろに回って背中を起こすと、バランスを崩した鶴岡選手が背後の中嶋さんに後ろ手でガシッとしがみつく姿が必死でかなり面白かった。
 C両足の爪先が直角になるように立って捕球(うろ覚え)
 その他も、中嶋さんが駒居選手に「ほら、福良さん(ファーム監督)がやらせる吐くほどつらいやつあるやろ」みたいな話をして、やらせたいような口ぶり(結局やらなかった)。これまでやる立場だったのがやらせる立場になって、本当に楽しそう(笑)。

 その後15:50まで鶴岡選手にマンツーマン、次は駒居選手をマンツーマンで教えながらそのぎこちない動きを「なーんか不器用だな」なんて言ってたり。
 16:00終了。昨日に引き続き最後のトンボかけは中嶋さんがやっていました。




  2007年 2月4日(日) 第1クール4日目
 朝は基本的にこれまでと同じメニュー。
 ブルペンで最初は伊藤投手の球を受け、次はこのキャンプで初めて捕手を座らせた八木投手の相手役。
 決めた球数になったところで八木投手が「あと10球お願いします!」と頼むのに「よし来い!」と答える姿が、ごく当たり前の光景なんでしょうけど頼もしさにあふれていてかっこいい。
 その後に中村渉投手の球も受ける。
 最中に時折、投手に(ちょっと待って)というふうに断ってはトランシーバで連絡を受けていましたが、この日以外は使っているのを見ませんでした。少し俯いてボタンを操作する姿が珍しく。

 全体練習が終わった14時からは、サブグラウンドで鶴岡・今成両若手捕手へのノック&高橋選手への送球姿勢指導。
 Yahoo!動画の「連覇に向けて練習あるのみ!」の02:56から見られます。
 大きな声で煽りながらノックで若手捕手二人を振り回す姿が、かなり楽しそうで見ているこっちも笑えて仕方がない。
 「(捕ってくれないのが)寂しいなー」
 「(届かない球に声をあげる鶴岡選手に)わぁー、じゃないだろ!」
 「(気合いの声を出す今成に)だから今の、声出すような球じゃないだろー!」
 「(地面に落ちたマスクとメットを拾おうとする今成選手に)ハリーバック! そのまんまで次!」(とノックして走らせる)
 「(捕り損ねたボールが芝生の方へ転がっていって)お前が捕らないから後ろの子供が危ないだろーが!」
 「(今成選手と鶴岡選手の動きを比べて)動きが違うもん、お前いくつ?」
  鶴岡選手が「25…26です」と言い直すと(おそらく「現年齢」から「今年の満年齢」に言い換えた)、
  「うわ、サバ読んだよこいつー!」とさらにイジる。どうやら今成選手が10代だということは知っている模様(大抜擢で一軍メンバーただひとりの10代選手、だそうだ)。

 他にもいろいろ聞こえて、
 「何しとんの!」「(自分の打球に)あかん!」なんて声はごく関西アクセント。
 「ワンタッチだろ!」(触ったら捕れというポリシーの持ち主の様子)
 「汚いな、手ェひっこめただろ!」(ワンタッチと言われることを恐れて触るだけなら触れそうなボールに手を伸ばさなかった鶴岡選手に)
 途中で一時、ブルペンスタッフの中山さんにノッカーを代わってもらい、自分が戻るとき
 「(中山さんは)球勢いないぶんやらしいやろ?」
 「(自分が打つから)ちょっと強いのいくから…(言葉を探している)、頑張れ(にっこり)」

 ・・・等々、随所に茶目っ気が溢れつつ、何しろ繰り返しますが本人がとても楽しそうで、ファンとしてはもう大満足なノック風景でした。こうやって書くとちっとも面白くならないのが筆力不足で苦しいところです。

 ノックは15時まで、最後は球拾いやトンボかけをしようとする若い2人に「そのままでいいよ」と言って自らスタッフさんとともに球拾いとトンボかけをしてました。

 この後は野球教室で、もしかしたら中嶋さんが子供に教える姿が見られたかもしれないのですが、沢山のユニフォーム姿の子供に巻き込まれて激しく身の置きどころがなかったため、撤収してしまいました。




  2007年 2月3日(土) 第1クール3日目 掲示板への書き込みを編集させていただきました、ありがとうございます!
 朝のパレードはものすごい人出で、一緒に移動するのは困難。中嶋さんはダルビッシュ投手・八木投手と3人で歩いていました。Yahoo!動画の「名護で悲願の優勝パレード!」、00:53あたりで笑顔の画像がちらっと掠めます。

 10時45分から練習開始。その前に選手各自で軽くアップしているとき、中嶋さんは最初は金村選手と話していて、次に鶴岡選手、今成選手、高橋選手に今日の練習の指示をし、高橋選手と話しているとき何故か横にダルビッシュ投手が。二人の話が終わるのを待っていたみたいに、終わった途端中嶋さんと一緒にダッシュしてました。

 練習が始まり昨日と同じようにメニューが進み、今日の走塁練習は二塁から三塁へ。最後は三塁からホームまで走って着替えという順番でしたが、中嶋さんは今回も三塁ベースでストップがかかってました。
 中嶋さんと今成選手は守備練習には参加せずブルペンに先に移動していて、今成選手が金村選手のボールを受けていました。練習前に中嶋さんが金村選手と話していたのはこのためかなと・・・。

 今日は中嶋さんもボールを受けていて、義則さんから江尻投手のボールを受けるように指示されていて待っていたら、新外国人投手スウィーニー投手が急遽ブルペンで投げることになり、中嶋さんがそのボールを受け、次は江尻投手。中嶋さんがいろいろアドバイスをしてました。
 投球が終わったところで、義則さんが中嶋さんにまだ時間があるか確認し、大丈夫ということでダルビッシュ投手がブルペンで投げることに。いろいろフォームをチェックしながら投げていた投球が終わると、ブルペンには中嶋さんとダルビッシュ投手の二人だけ。
 中嶋さんにトンボでブルペンのマウンドをならすように言われ、ダルビッシュ投手はマウンドを、中嶋さんは捕手の場所をならしています。ダルビッシュ投手が八木投手が投げていた場所をならそうとしたら、中嶋さんが「八木のところはそのままでいいよ」と。するとダルビッシュ投手は「そうですか」と言いながら次のところをならしてました。二人の会話かなり笑えます。ダルビッシュ投手が中嶋さんを慕ってるって感じで。

 球場に戻った中嶋さんがバットを持ってグラウンドに。他の3選手がバント練習をしているほうに歩いて行ったのに、途中で岩本通訳と話し、白井コーチと話し、バント練習はせずゲートでトスバッティングをしてました。帰りの飛行機の関係で、ここで球場を後にしました。
 三日間練習見学をして、午前中は選手として練習をしながら途中気がついたことを教え、全体練習後の捕手練習はコーチという感じでした。

 この日のダルビッシュ投手は、朝に中嶋さんからブルペン入りを勧められて、第1クールでは予定していないかったのを変更したそうです。”中嶋は「いつまでもマイペースでやられてもね」と冗談を言いながら「投げられるのか、どうかも見ておきたかった」と意図を説明。ダルビッシュも「めったに褒めない中嶋さんに、いっぱい褒めてもらった」と明るく振り返った。”from北海道ニッカン。
 上記の「慕っている」様子がうかがえる記事ですね。他紙では「スライダー投げたら、中嶋さんに『まだ早い』って怒られちゃいました☆」みたいな記事もあったそうで。この二人がどんどん面白くなってきています(笑)。

 夜は毎年恒例の「ファンの集い」がありましたが、中嶋さんは紺のトレーニングウェア姿?で最初の全員挨拶に出て以降は姿を現さず。
 2年前の同イベントでは、選手は着けなきゃいけない名札を外して二階席でサボタージュしてました(笑)。




  2007年 2月2日(金) 第1クール2日目 掲示板への書き込みを編集させていただきました、ありがとうございます!
 9時半にはもう球場に選手・コーチは集合済み。アップやダッシュの後、野手は走塁練習。この日は一塁から二塁までの練習で、最後はセンター前ヒットで二塁から三塁まで走ってベンチへ戻って着替えというスケジュール。
 走る順番は年齢順で、中嶋さんは最後から2番目。でも何故か中嶋さんのときは、白井コーチが「エンドランのサインは出さないから」と、二塁までの走塁で終わり。一塁側から戻ってきた中嶋さんと最後に走った田中選手がベンチ前で顔を合わせ、田中選手が一言「優遇されているな」と。コーチ特権?
 続いて白井コーチの指示で守備の連携練習。中嶋さんも選手として参加。でも途中で、今年初めて一軍キャンプに参加している今成選手や鶴岡選手にいろいろ指示の出し方など教えていました。

 守備練習が終わりブルペンに移動。他の3選手はボールを受けていましたが中嶋さんは後ろで見ているだけ。途中義則さんが何かあって「悪いのは俺か?」と中嶋さんに聞くと、中嶋さんは笑いながら鶴岡選手を指差していました。

 ブルペンでの練習も終わったのでお昼を食べに行き戻ってきたらちょうど捕手4人で打撃練習が始まる。
 3人が終わってベンチに戻った後も今成選手がまた打撃練習をしていたのでそのまま球場にいたものの、中嶋さんたちが出てこなかったので前日の1日も練習していたサブグランドに行ってみたら、中嶋さん・高橋選手・鶴岡選手の3人でキャッチングの練習。
 最初はノックを受けていて、次にワンバウンドのボールの捕球の練習。スタッフに中嶋さんが指示をして、中嶋さんは鶴岡選手を指導していました。
 そこに監督が来て監督が投げるボールを3人が受けることに。監督が英語で話している声は聞こえるけど英語はわからず、通訳の岩本さんの声は小さくて監督が何を言っているのかはわかりませんでした。途中で今成選手が来て中嶋さんに次の練習等の指示を受けているって感じでした。
 グラウンドでの練習も終わり、鶴岡選手たちはクールダウンをしていたものの中嶋さんの姿はなく、あまりの寒さに今日の見学はここまで。(後日、スポーツ新聞にこの日マイケルがブルペンで投げ、受けたのが中嶋さんという記事が。お昼の出来事だったのでしょうか・・・?)




  2007年 2月1日(木) キャンプイン
 日本ハムは例年通り、沖縄県名護市でキャンプイン。
 中嶋さんにとっては、選手として21度目で、そしてコーチとして初めてのキャンプになります。
 初日からさっそく、午後はコーチとして身体の強化運動など若手捕手の指導にあたっていたようです。




  2007年 1月4日(木) 始動!
 2007年の中嶋さんは4日から札幌で始動。北海道ニッカンの記事。
 
 そして鎌ヶ谷で自主トレ中の鶴岡捕手について、スポニチにこんな記事。
 鶴岡選手にとっては飛躍の年となった昨年、しかし終盤はいつも中嶋さんに交代がパターン。今年は試合を最後まで任される、信頼される選手になることが目標。
 "「中嶋さんにキャンプ初日から特守をするから覚悟しておけと言われているからしっかり体をつくらないと」と苦笑いするが"・・・うわぁ、初日から張り切って特守を繰り広げる中嶋コーチの姿が、超・見たい。
 そして"「中嶋さんは聞けば何でも教えてくれる。少しでも多く盗みたい」とキャンプではマンツーマンでの徹底指導を望んでいる。"・・・聞けば何でも、って太っ腹だよなぁ。さすがに世代が一回り違うせいもあるだろうけど。
 ""内は、スポニチ記事よりがっつり引用。鶴岡捕手うらやましいな(笑)。

 1月11日には鎌ヶ谷で行なわれたコーチ会議に出席し、コーチとしても始動。
 球団の方からコーチ肩書き入りの名刺束を渡されて「名刺持つなんて生涯初めてだよ」とコメントしてたそうです。17歳からプロ選手なんだから、確かに初めてだろうなぁ。コーチになったらいきなり持たされるというのもちょっと意外でしたが。

 鎌ヶ谷では1月下旬にも、キャッチャーフライを打つ練習らしきことをしていたそうです。最初は苦労していたものの、だんだんとそれらしい軌道にになったとか。でも本人は「フライの練習? いいえ、スイングの腰の回転を確かめていただけです」と答えていたそうですが。(from北海道新聞)




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