■1969年3月27日生(37歳) ■182cm・82kg・shoes27.5cm ■血液型:AB ■右投右打・捕手 ■プロ入り20年目 ■出身地:秋田県北秋田郡鷹巣町(現:北秋田市) ■入団時契約金・年俸:3000万・300万(推定) |
■学・球暦:鷹巣農林高校 −阪急ブレーブス('87ドラフト3位) −オリックスブレ−ブス('89) −オリックスブルーウェーブ('91) −西武ライオンズ('98FA) −横浜ベイスターズ('03トレード) −日本ハムファイターズ('04トレード) '07よりコーチ兼任 ■'07年俸:3500万△(コーチ兼任手当て含む・推定) |
'87、阪急ドラフト3位。入団時の背番号は53(後に27)。 先輩捕手のケガなどもあり、捕手というポジションでは異例の早さ、3年目の20歳にしてレギュラーの座を獲得。並外れた強肩と、荒削りだがパワーのあるバッティングで鳴らす。 しかし、レギュラー5年目の働き盛りの時期から2度の大ケガ。復帰後は優勝を経験もするが、チーム方針からベンチを温めることが多くなる。 '97シーズン終了後にFA宣言(一度はメジャーを目指すも結局断念して)、西武ライオンズに入団。以降、伊東勤選手とはある種の棲み分けを行いつつ、しかし厳然たる二番手捕手として4シーズンを過ごす。 そして'02シーズンでは、チーム事情もあってか若手にその座を譲り、2軍スタート。後半戦に一軍復帰を果たすものの、出場試合数は低調を極める。 '03シーズンに横浜ベイスターズへトレード移籍し、開幕スタメンを務めるものの以後は出場機会に恵まれず、'04からはまたもやトレード移籍で日本ハムファイターズへ。 以降、正捕手高橋の不在時にはチームを支えつつ、3年間一度も二軍落ちはなし。節目となる20年目のシーズンは「抑え捕手」として勝ち試合の終盤を締め、チームの日本一に貢献。自身にとっては5度目のリーグ優勝。 '07、21年目のシーズンはコーチ兼任選手としてまた新たなスタート。 最近では打席に立つ機会は少なく、かつてのような打力はありません。代名詞の「強肩」自体は全くもって健在ながら、そのネームバリューも現在の限られた出場タイミングではあまり発揮されません。 やはり最大の武器は1440試合出場、複数の優勝経験という場数が積んだキャリアと経験でしょう。 ・・・なにしろ21年目です。 これだけ長くプレーし続けてくれることはともかく、数年前まではまさか兼任コーチなんてものになる人だとは思っていませんでした。(単に私の見る目がないともいいます。) ファンになったころの彼の若さや、大ベテランの下でのびのび?やっていた様子ばかりが印象に残っていますが、もともと優しくて面倒見のいい人だと気付いたのは最近でした。遅いですね。 だからとにかく、いつまでも興味が尽きません。 様々な巡り合わせの妙で今があるんだと、兼任ながら今年も現役でいる彼の姿を見ることができる幸せをしみじみと噛み締めます。 そりゃ、いつでも最重点で見ていますから、いくつか感想はあります。でも私は、野球というスポーツについては観るだけのズブの素人で、説法はアクビが出ちゃいます、軟派ですみません。 もちろん盲目的な賛美も気味悪いので、ときには悪態もつきましょう。でもそこには情熱がある、かどうかは読んだ方の印象にお任せします。 努力に実力そして運、全てが絡み合って結果が出ます。けれど結果さえ、ただそれだけのものだとも思うのです。数字がいいに越したことはないけれど、彼にとっての成功も失敗も、私たちにとっての喜びも悲しみも、そこにあるわけじゃない。 ただひとつわかるのは、おそらく引退の日が来るまでこの選手から目が離せないということ。少なくとも私にとっては、そういう魅力を持つ選手なのです。 最近では引退してもコーチ姿を見続けてしまいそうな予感がしてきましたが・・・。 ところで、彼のファンの多くが「いつの間にか気になる存在になっていた」「どうして好きなのかわからない」などと口にします。 ときにそういう不思議な引力を発揮する、でもそのことに無自覚な人なんだろうなという印象についてはここ10年変わりません。個人的には、そこにまた魅かれてしまうのですが(笑)。 ('07.3.27改) |